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カリン「…Aちゃん、まかせた」
貴方「え、えぇ…」
私なんかで状況は変わらないだろう、なんて
不安に思いつつもカイさんに近づく。
貴方「カイさん、大丈夫ですか？」
私が声をかけると、カイさんが目を覚ました。
するとその場に立ち上がり、
カリンちゃんを指差すと、次は私に指を指した。
貴方「え、と……さっきのカリンちゃんと
同じことをすればいいんですか？」
カイコク(子)「でえ！」
声を上げて頷くカイさん。
私は言われるがまま、正座して座る。
するとカイさんはすぐに
私の膝に寝てきてニコッと笑った。
そんなカイさんが可愛く見えて、頭を撫でる。
ヌク…
貴方「あ」
すると、カイさんの枯れていた部分から
新しい双葉が生えてきた。
貴方「新しい芽が……」
アンヤ「……オカルト女とは大違いだな」
カリン「っ」
アンヤ「いってーー！痛い痛い痛い」
・
〜no side 〜
ザクロは布団の準備をしていた。
背後ではカイコクがユズを
おんぶして走り回っている。
忍霧「逢河、寝る前のトイレは大丈夫か？」
ザクロはふと、
部屋の端に座っているマキノに声をかけた。
が、マキノはこちらも水にボーッとしていた。
その目には何も写っていない。
忍霧「……」
ザクロは歩き、マキノの隣に座る。
逢河「…」
マキノは目を閉じて寝た。
・
入出「逢河さんがおかしい？」
子供たちがお昼寝の間、5人はテーブルに座って
飲み物を飲みながら話していた。
忍霧「おかしい…というか、
普段以上に大人しいというか、
目を合わせてくれない………」
ザクロは落ち込んでいた。
アンヤ「んなのいつものことだろ」
カリン「あ…でも確かに…
逢河さんだけ双葉が小さいままですよね」
ザクロ「…もともと積極的に
合流するタイプではないが…少し心配でな」
そう話していると、アカツキとAは
何か思うことがあるような顔をしていた。
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年4月22日 20時
