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パカ「…が、オリジナルは同期中ゆえ、
ゲーム終了までカプセルから出られません」
ザクロ「それじゃ、クリアできない場合…」
パカ「無論、永遠に
スリープし続けることになります」
貴方「……え」
つまり、カイさんもヒミコちゃんも
ユズさんも逢河さんも…
クリアしないと、みんなに会えないってこと…？
ザクロ「なっ…」
パカ「図らずも、このメンバーは
以前も共に実況した仲ですし、
お手並み拝見と参りましょう。
ゲーム折り返し地点にして
皆様の絆がいかほどなものか…」
確かにこのメンバーは、こっくりさんの時と同じ…
……ん？待って
貴方「……あの、私があのカプセルに入った意味
無くないですか？」
パカ「…………そんなことはございません」
貴方「ほら！その間！
やっぱり意味なしじゃないですか！」
あんな暗くて狭いカプセルになんて
入りたくなかったのに……
カリン「やっぱ最低ね」
パカ「ではワタクシはこれで」
パカはそれ以上何も言わず、部屋から出ていった。
アンヤ「ふ…」
アンヤ君はパカの背中に向かって叫ぶ。
アンヤ「ざっけんなてめ…」
ヒミコ(子)「ぴゃあああ」
アンヤ君が叫ぶのと同時に
ヒミコちゃんはアンヤ君を見て泣き出した。
カリン「あらあらよしよし
おいでー、ヒミコちゃん」
ヒミコ(子)「うああぁん、あぁあん」
ヒミコちゃんは泣きながら
呼んだカリンちゃんの元へ抱きつく。
カリンちゃんはそんなヒミコちゃんの頭を撫でる
カリン「ごめんねー。
怖いお顔はナイナイちましたからね〜」
アンヤ「誰のことだコラ」
貴方「カリンちゃん、子供の扱い上手だね」
カリン「そうかしら？でも可愛いわね」
貴方「ふふ、そうだね」
ヒミコちゃんをあやすカリンちゃんは
自然な笑顔をこぼした。
カイコク(子)／ユズ(子)「「……」」
少し後ろで、ヒミコちゃんをあやす
カリンちゃんのことを2人はじっと見ていた。
するとユズさんがアカツキ君に近づき両手を挙げた
ユズ(子)「にゃ！にゃ！」
アカツキ「ありゃ、ユズ先輩も抱っこですか？」
抱っこ……かと思いきや、彼女は肩車を要求した。
アカツキ君はユズさんを肩車する。
肩車してもらって、ユズさんははしゃいでいた。
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年4月22日 20時
