モノクロの世界に光を。６【ナカノヒトゲノム】 (ページ13)

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～貴方side ～

次の日、まだ眠い中

ラウンジに集められた私たち。

アカツキ君もあくびをして眠そうだった。

パカ「皆様、お集まりいただき

ありがとうござます」

パカは私たちの前に現れて口を開く。

けど、パカはかなり遠くから

こちらを覗くような形でいた。

パカ「こっ…これより

第9ゲームを開始させていただきたく…

あっ、ダメだったら…っ、

明日でも…っ、いいですけど…っ」

カリン「聞こえません」

どこか自信のなさげな小さな声のパカ。

いつもの調子はどこに行ったのやら。

アカツキ「パカさん、どうしたんですか？

もっと前に出てきてください」

パカ「いえ…ワタクシ前回

総スカンを喰らった身…

今回一体どんなテンションで行けばよいのかと…」

アンヤ「知るか」

その割には、ゲームは勧めてくるのね。

パカ「駆堂様や更屋敷様は

もはや生ゴミを見る目つきですし…」

アンヤ「安心しろ、元からだ」

パカ「鬼ヶ崎様など

刀に手をかけたままですし…」

カイコク「元からだぜ」

パカ「そうでしたっけ!?」

アカツキ「パカさん、

俺はもう気にしてないですよ」

パカ「入出様！で…では、気を取り直して」

アカツキ君の言葉にパカはようやく

はっきりと姿を現した。

そして近くの紐を引いた。

パカ「まずは、こんぐらっちゅれいしょーん!!

再生数5000万ビューおめでとうございまーす!!」

紐を引くとくす玉が割れた。

パカ「このペースなら1億ビューも

夢ではございません☆

今日も張り切って参りましょう!!

第9ゲーーーーーンムッ」

カイさんとカリンちゃんは

特に冷たい眼差しでパカを見ていた。