兄弟だけど【川��皇輝】【川��星輝】 ページ10
どうも、川崎皇輝です。
少年忍者というグループでMCも担当しています。
同じグループに川��星輝という者がいまして…彼は私の弟です。
兄「星輝ー！」
弟「なに、皇輝」
兄「…いやぁ？」
弟「なんだよ、かまちょか？」
こんな生意気な奴です。
…ですが、
弟「皇輝好きー」
兄「うん」
弟「なんでそんなそっけないわけ？俺ら付き合ってるんじゃん」
兄「しー！母さんにばれたらどうすんの！」
俺の恋人です。
もちろん、兄弟だし、同性同士だし、おかしいのかなとは思うけど
愛し合ってしまいました。
弟「なんか兄弟っていいよね」
兄「なんで？」
弟「なにも疑われずにいちゃつけるから」
兄「…」
見ての通り星輝はバカです。
勉強ができないわけではないけど考え方が単純すぎるし…
兄「トイレ行ってくんね」
弟「え、やだ。俺もついてく」
兄「トイレくらい一人で行かせろ」
弟「寂しいじゃん！じゃあ早く帰って来てよ？」
兄「はいはい」
こんな会話して急いで帰ってきたら普通にゲームして騒いでるし…
兄「早く帰ってくる意味なかったじゃん」
一人でそう呟いて机に向かって教科書を開いた。
でも頭に入ってこない。
なんか寂しいなって思って。
でも俺はそういうのを口とか表情とかに出さないタイプだから我慢してばれないようにしてる。
―ぎゅっ
突然後ろから抱き締められてびっくりした俺は少し後ろに顔を向けた。
兄「星輝…」
弟「寂しかったんでしょ、皇輝」
兄「は？何言ってんの。寂しいわけねえじゃん」
弟「嘘つくなって。だったらなんで俺の腕掴んでんの？」
首のところに優しく回された腕を俺は掴んでしまった。
もちろん、無意識で。
小さいころから一緒にいるからか星輝は俺が寂しがってるってすぐに気づいてくれたんだ。
兄「そういうとこ、好きだよ」
弟「どうしたの、やけに素直じゃん」
兄「うるさい」
今日も俺ら兄弟は、いや、
俺らカップルは平和です。
弟「きすしていい？」
兄「は！？だめ！来るな来るな」
弟「聞こえなーい」
どうなったかはまたどこかの機会でお話しします…
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作者名：雪の王子様 | 作成日時：2020年11月18日 21時
