チクワと俺3 ページ23
その後全体が見えた方がいいだろうと近くにあった三脚に立てて定点カメラにする。
「で、今日は?2人とも何しにきたんだ?」
「ww今日はねー…Aとチクワとお泊まりしにきた!」
「お?ww泊まり??うちって民泊だっけか。」
「あ!大丈夫!ちゃんとパンツとか持ってきたからw」
「ちがう、そこの心配してるわけじゃないw
ってか、なんで泊まる前提で来てんのww」
ニコニコするモトキとぺけたんの"お泊まり"のキーワードに目を丸くする。
うちの家をホテルか何かだと勘違いしてるらしい(笑)
「明日シルクんとこで朝から撮影じゃん?
朝早くに移動めんどいなーって…で、じゃぁ泊まっちゃえばいいかって。」
「そ!チクワも泊まるって聞いてたしさ。」
「せっかくチクワと2人っきりでお泊まりできると思ったのに……(笑)」
ま、いいか。
名案を思いついたんだとばかりにここにいる理由をニコニコ説明するモトキとそれに付け足すぺけたんをみて、俺は諦めるしかなかった。
人や1人や2人増えたところで何も変わることはないからね。
「んじゃー今日はなんのゲームやる?もちろんうちに来たからには飲みながら夜通しゲームだろ?」
「だから明日朝から撮影ww」
「あれ?来る家間違えた…?w」
…
…
次の日の朝、俺は顔が何やら濡れる感覚で起きた。
「ん…、ふふ、くすぐった……チクワ…わかったよ、朝か…?」
目を開けるとドアップでみえたのは可愛らしいチクワの口元だった。
思わず笑いながら抱き上げて身体を起こす。
どうやら昨日はゲームをしながら3人で寝落ちしたらしい…リビング3人仲良く雑魚寝していた。
そして飲みすぎたのか記憶が朧げで、頭が痛い…二日酔いというやつだな…
「ほら、朝ごはんだぞ〜、たっぷり食え〜……ん????」
チクワに朝ごはんをやりながらふと時計を見ると時刻は6時55分を指していた。
遅くない起床ではあるのだが、昨日話していた早朝撮影というのは、集合時間が7時だった…
完全に遅刻である。
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くろ(プロフ) - 安仙任さん» コメント、そして本作品を読んでいただきありがとうございます^ ^!長らくお待たせいたしましたが、ゆっくりと続きを書き始めました。もしよければまた読んでください^ ^ (2021年1月13日 13時) (レス) id: 15da9c8369 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを書いてください (2020年12月8日 18時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - スコッチさん» 夜に駆けるの動画楽しそうでしたよね!最近更新滞ってしまっていますが、リストに追加させていただきます!ありがとうございます! (2020年10月24日 0時) (レス) id: 15da9c8369 (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - 男主とメンバーで夜に駆けるを原キーで歌ってみた (2020年10月18日 21時) (レス) id: cbed7f6fc8 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 楽しみにまっています! (2020年8月26日 9時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろ | 作成日時:2020年5月20日 11時