【男主】虹の８色目 -2-【Fisher's】

英語禁止テーマパーク ページ8

「どうも！フィッシャーズシルクです！」

「モトキです」

「ぺけたん」

「ンダホです」

「Aーっ」

「本日は！ジョイポリスに来ております！」



今日は外での撮影。

しかも、テーマパークに来ているから皆のテンションも自然と高くなる。

もちろん俺も例外ではなく、

目の前に大きく書かれたジョイポリスの看板にワクワクしている。



「まぁ、ジョイポリスに来ておりますって言えるのも今のうち…

英語禁止テーマパークをやりたいと思います！」

「うわっもう場所の名前でアウトだねw」



ただ遊びに来たわけではなさそうだと考えていれば、

案の定英語禁止というハードモードでの撮影らしい。


とりあえず"ジョイポリス"も、"テーマパーク"も

オープニングだけでしか使えないという…実に不便だ。



「今回、英語を喋ってしまうと、罰ゲーム！

スリッパでぶっ叩きます。

…ちなみにこのスリッパ…めちゃくちゃいい音がなります。」


スパぁぁぁン


「「「「www」」」」


…めちゃくちゃいい音を立ててスリッパでもう片方のスリッパを叩くシルク。

絶対痛いやつだ…脳細胞が死んでしまう。



「英語喋るとこうなるので、皆さん！

言葉に気を付けて、頭の安全を守ってください！」



「それでは…

英語禁止テーマパーク、初め！！」



「…早速、遊びに行きませんか〜」

「日本語下手か」


シルクの開始の合図をもとに早速みんな一度動きが硬くなる。

英語を言わないように必死すぎて、カタコトになるモトキ。



「はい、じゃぁ早速…ここの名前は何ですか？(笑)」

「ご…ご機嫌警察！！」

「wwご機嫌ww」



早速ンダホを引っ掛けようと場所の名前を和訳させるシルク。

とんでも和訳に腹を抱えて笑ってしまう。

ご機嫌って…(笑)

でもそんな質問しなくてもダホはきっと一番最初に……



「このカメラすげー！！…力士ウェーブ！」

「あ！！ww」

「アホか、言ってるよ英語(笑)」



ほら、早速自分で墓穴を掘っていくンダホ。

例のスリッパで勢いよく叩かれると、スパン！と乾いたいい音がなった。

ふと、同じ残像を写すカメラをチラッとみたぺけたんが

自分の髪型をちょっと直す。



「髪形チェックしてんなw」

「！！シルク言った！！！」



そんな行動に思わずツッコみをいれたシルクが、

思いっきり地雷を踏んだ(笑)

これがぺけの作戦だったらすごい。

スパンと叩いた後、ようやくアトラクションがある階へと向かった。



…
…

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