【男主】虹の８色目 -2-【Fisher's】

ノーハンドスパゲッティ ページ49

「どーもフィッシャーズ、ンダホです！」

「モトキです！」

「Aーっ」

「シルクッ」

「マサイ」


今日はマサイの部屋に集まって収録、

モトキとシルクの間でいつもの挨拶をする。



「さぁ本日は！

皆さんお腹空いていますでしょうか？」


「別に、まぁ程よく？」

「程々に。」

「まぁまぁ、かな。」

「夜飯行きたいくらい。」



今日の進行のンダホからの質問に各々答える。

編集で忙しかっただろうマサイを除いて皆程々ってところみたいだ。

そんな答えににっこりと笑ったンダホは首を横に振った。


「ダメです。」

「は？」

「www」



キッパリと言い切ったンダホに、思わずガラの悪い声が出るマサイ(笑)

思わず笑いがこぼれた。



「さて、皆さんには今から、飯を食べてもらいます。」

「飯食うの？」

「あ、じゃぁいーじゃん！」



飯が食えると聞いてマサイが目を輝かせる。

たしかに飯を食べるだけだったらいいんだけど……

それだけじゃ動画にならないからな。なんか嫌な予感しかしない。



「でね、皆さんご飯を食べる時って、箸とかスプーンとかフォーク使いますよね？

…使う？」


「使うわww」

「「「「wwww」」」」



唐突なンダホのトンチンカンな質問に吹き出す。

なめてんのか、と喧嘩腰で笑いながらツッコむシルクにさらに笑いは増殖した。

ひとしきり笑った後、ンダホが続ける。



「で、今日はー、早食いをしたいと思います。」

「早食い！いいね。腹減ってるし。」

「いや、俺は遠慮したいんだけど…」



ほら、やっぱり早食い……俺の苦手なジャンル、なぜ呼ばれるのか…。

そんな嫌そうな顔をする俺にンダホは待ってました！と説明を続ける。



「大丈夫大丈夫、今回はAでもできる！

ほら、やっぱ早食いって個体差あるじゃん？？」


「うん。だから嫌なんだよww」


「そう！だから今回はそれをちょっとフェアにしたくて。

今日は箸、スプーン、フォーク一切使いません！」


「は？」

「「「www」」」

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