肝試し4 ページ41
(シルク視点)
大暴走で帰ってきたンダホとそれに引きずられてきたA。
一通りの大爆笑の後、Aからお札を受け取る時、俺はあることに気がついた。
…Aの手が震えていたことに。
もともとホラーゲームもやる、そしてリアクションを見る限り…苦手じゃないと思ってたけど…
これはもしかしたらもしかするかもしれないぞ…？
俄然楽しくなってきてしまった俺は最後に急遽ドッキリを挟むことにした。
「モトキ…ちょっといいか……。」
「ん？どしたー？」
にやける口元を抑えながらカメラマンのモトキだけには伝えておこうと耳打ちすれば、モトキはいつもより少し悪そうな悪戯を企む笑顔を見せながら「了解」とにやりとした。
…
…
(モトキ視点)
無事にお札を手に入れた俺たちは、スタート地点だった小屋へと戻ってきた。
「はぁー、やっと戻ってきたよ…。」
「俺5キロくらい痩せたんじゃないかな…叫びすぎて。」
「「いや、それはない」」
全てが終わったのだと安心した様子でボケるンダホにツッコむマサイとA。
そんな戻りつつある平穏な空気に水をさすように、シルクが小さく唸り始める。
「ぅー……な、んか…気持ち悪い…。」
「！？シルクどうした！？」
「「「！？！？」」」
唸りながらその場にしゃがみ込んでしまうシルク…もちろんこれは演技だ。
最後のドッキリを仕掛けるつもりで、仕掛け人の俺はすかさず心配する声を上げて3人の注目をシルクに集める。
「やば……なんか、うぅ……」
「た！大変！！救急車！？え、お祓い！？！？」
「！？と、とにかく、なんか呼ばないと…！？」
胸辺りを押さえながら蹲るシルクは完全に演技派の顔をしているが、その肩が笑いを堪えるのに必死で微かに揺れてるのを俺はみた。
そんな俺たちの魂胆は知らず、やれ救急車、お祓い…と大慌てのンダホとマサイ。お祓いって…その携帯電話でどこにかけるつもりだろう(笑)
「っく、くくく…！なーんちゃって！！もーお前らビビりすぎ！！」
「「へ…！？」」
そろそろ本当に何処かに電話をかけそうなンダホの慌てっぷりに爆笑しながら顔を上げてネタバラシをするシルク。
ポカンとするマサイとンダホにシルクは満足そうだ。
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佐藤悠真(プロフ) - くろさん» ありがとうございます！ゆっくりでも全然大丈夫です！作者様のペースで頑張ってください。応援してます。 (2020年6月9日 22時) (
レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 佐藤悠真さん» コメント、リクエストありがとうございます〜^ ^ 見たことなかったので検索してみました！ンダホ細いやつですね！2人とも若い…！笑 ゆっくりになってしまうかもですが、書かせていただきます〜！！ (2020年6月9日 22時) (レス) id: 15da9c8369 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 数年前にシルクとンダホがやっていた合コン指令カードゲームのハードver.をシルク、ンダホ、男主の3人でやってほしいです。 (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく拝見させていただいております。早速なんですが、リクエストよろしいでしょうか…？ (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - はい！体調をくずされませんようにしてください！楽しみに待っています！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろ | 作成日時：2020年3月6日 7時
