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肝試し3 ページ40

「うわ……ここ?これ鳥居の向こう行って祠あけるの?嘘でしょ?」

「ンダホビビりすぎ!(笑)
お札祠の中っぽいから…行ってこい!」

「むりーむりー!!!マサイ行ってきて!?」

「いや、俺は遠慮しておく」



鳥居の前で悲鳴に近い文句を叫ぶンダホの背中を押しながら言ってくるように言うシルクは結構ドライだ。

それでも行きたくないのかンダホはマサイの腕を掴んでぐいぐいと引っ張りながら情けない声を出す。

引っ張られるマサイも険しい表情で首を振っている。



これではらちがあかない……というか俺としてはこのまま暗い森にいる方が嫌だ。

足がすくんでその場から動けないンダホに近づくとガシリと肩を掴んで声をかける。



「……もうわかったからンダホ。行くぞ。」

「!?え!俺!?いや、え、まっ……なんで俺なのー!?!?」

「wwwwwAが強硬手段でいった」



何故自分なのかと嘆くンダホの声を無視して、そのままずるずると祠の方へと引きずっていく。

シルクは大爆笑だ。

俺としても1人じゃないとはいえ心臓がバクバクだ、飛び出そう。
祠の前までンダホを引きずってくれば、手が震えそうになるのを堪えながら祠に手をかける。

横でゴクリとンダホが唾を飲み込む音が聞こえた。



「これ……だよな?」

「う、うん…それ……っだ、わぁぁぁぁァァ!?!?」

「ひッ…ーーッ!?!?」


祠の中に置いてあったお札に恐る恐る手を伸ばして掴み取った瞬間に、祠の裏から白い服を着た幽霊が音もなく現れた。

それを見て叫んだンダホは、慌てて俺の腕を掴むと俺を引きずりながら今まで出したことのないトップスピードでその場を後にする。

俺を置いていかないところが彼の優しさだろう。

俺はといえば声も出ないほどビビっていたがンダホに引きずられてる間になんとか冷静になれた。





「あははは!ンダホww お前Aのこと引きずりすぎww」

「「www」」

「はぁ……ほら、お札……これだろ??」

「おーー、余裕そうだなA!」



必死で戻ってきたンダホとそれに引きずられている俺の様子に、大爆笑しているシルクに持って帰ってきたお札を渡す。

マサイもモトキのカメラもゼェゼェと息の上がりきっているンダホに注目が集まっているからバレてないはずだ…。

ドキドキとなる心臓をこっそりと押さえると、その手はちいさく震えていた。



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佐藤悠真(プロフ) - くろさん» ありがとうございます!ゆっくりでも全然大丈夫です!作者様のペースで頑張ってください。応援してます。 (2020年6月9日 22時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 佐藤悠真さん» コメント、リクエストありがとうございます〜^ ^ 見たことなかったので検索してみました!ンダホ細いやつですね!2人とも若い…!笑 ゆっくりになってしまうかもですが、書かせていただきます〜!! (2020年6月9日 22時) (レス) id: 15da9c8369 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 数年前にシルクとンダホがやっていた合コン指令カードゲームのハードver.をシルク、ンダホ、男主の3人でやってほしいです。 (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく拝見させていただいております。早速なんですが、リクエストよろしいでしょうか…? (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - はい!体調をくずされませんようにしてください!楽しみに待っています! (2020年5月6日 13時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろ | 作成日時:2020年3月6日 7時

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