男主が仕掛け人!ドッキリ〜!3 ページ36
暫く1人で爆笑する俺に周りも何かおかしいと思い始めたらしくそれぞれ何事かと首を傾げている。
そんな様子ですらまた笑いがこみ上げてきそうになるのだが、そろそろネタバラシだ。
騙したことを謝りながらウィッグを取れば中からは俺の肩を過ぎるくらいまでの長い髪が出てくる。
4人がまだ状況が飲み込めずにポカンとしてる姿が本当に面白くて…
これは隠しカメラだけじゃなく普通のカメラでも録画したいと持参したカメラを手にしてみんなの様子を撮る。
「くくくっ、ドッキリ大成功でーすっ」
「は!?」
「うわー、よかった、Aの髪長いままだ!」
「本当、心臓に悪いよーっ」
「そこまで!?」
目を丸くしながら驚くマサイ、
ホッとした様子で笑うモトキ、
だいぶ大袈裟なンダホ(笑)
三者三様な反応を見せるメンバーの中でシルクだけはなぜか静かに俯いてる。
「?おーい、シルク〜??ドッキリでしたよー…?」
「……な……」
「ん?」
何もリアクションがないシルクに首を傾げながら近づけば、俯くその表情を見ようと屈んだその時急に動いたシルクになす術なく俺は捕まってしまった。
どうやらややこしいことをしたからお怒りの様だ(笑)
緩くではあるが俺の首に腕を巻きつける様にして攻撃してくるシルク…いわゆるヘッドロックというやつだ。
「なんだよ!!紛らわしいことすんなよ!お前!なんか起きたのかと思っただろ!?」
「いててててっ、いや、ごめんってwwwうぇっ、ギブ…!」
「ちょ、シルク、Aが天に召されちゃう(笑)」
筋肉だるまのシルクから俺は逃げられるはずもなく、変な体制で爆笑してしまったからか咳き込みそうになっていると、ンダホからの助け舟が出た。
助かった……。
「お前が願掛けで伸ばしてるって言ってたから…なんか自暴自棄になって切ったのかと思っただろ?ばーか…」
「ww ごめんってシルク拗ねるなよ!…確かにシルクには理由伝えてたから驚くよな(笑)」
「え!Aそれ願掛けだったの?」
「俺も初耳なんだけど。」
驚き疲れたのかソファに座り込んで大きなため息をつくシルクはどこか拗ねているようにも感じられる。
俺が髪を伸ばしてる理由を唯一シルクだけが知っていたから、1番いろんなことをこの短時間で考えたのだろう。
……ちょっぴり、悪いことをしたな(笑)
ちなみに他のメンバーには俺が髪を伸ばしてる理由話してなかったから、願掛けと聞いて驚いてるようだ。
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佐藤悠真(プロフ) - くろさん» ありがとうございます!ゆっくりでも全然大丈夫です!作者様のペースで頑張ってください。応援してます。 (2020年6月9日 22時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 佐藤悠真さん» コメント、リクエストありがとうございます〜^ ^ 見たことなかったので検索してみました!ンダホ細いやつですね!2人とも若い…!笑 ゆっくりになってしまうかもですが、書かせていただきます〜!! (2020年6月9日 22時) (レス) id: 15da9c8369 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 数年前にシルクとンダホがやっていた合コン指令カードゲームのハードver.をシルク、ンダホ、男主の3人でやってほしいです。 (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく拝見させていただいております。早速なんですが、リクエストよろしいでしょうか…? (2020年6月9日 19時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - はい!体調をくずされませんようにしてください!楽しみに待っています! (2020年5月6日 13時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろ | 作成日時:2020年3月6日 7時