【男主】虹の８色目【Fisher's】

りんご食べるの早いやつは新世界の神になるらしい ページ41

「どーも！フィッシャーズ、ンダホです！」

「マサイ！」

「シルク！」

「モトキっ！」

「Aっ」

「さて、本日はぁー！
…皆さん、死神ってご存知ですか？？」


いつもとは違ってンダホから始まった挨拶。

今日はあいつの持ち込み企画らしい。

どんな企画かは何も聞いてないけど…なんだ、急に死神の話なんて…。



「デスノートにリュークって死神いるじゃないですか…
あの好物ってしってる？」

「「「「りんご」」」」



ンダホの質問に俺たちは声を揃えて答えた。

それが今日の企画となんの関係があるのか……わからないままふざけはじめる男が1人…(笑)



「…オイリュークゥ…りんごくれよ」

「お前は誰なんだよ(笑)」

「それライトが言っちゃってる」

「リュークも、俺じゃね？ってなるし(笑)」



リュークのモノマネをしはじめるマサイのセリフがおかしなことになっていて全員で総ツッコミしながら大爆笑。

これじゃぁライトがリュークの真似をして話してるみたいでめちゃくちゃダサい(笑)



「ちょっと今日は皆で死神になろうとおもってー…
"死神王決定戦"をやろうとおもってます！」

「は？死神になる？」

「なに、どういうこと(笑)」



ひとしきり笑ったあと、進行のンダホが説明を続ける。

"死神王決定戦"…別に死神目指してないけど…これは強制参加か。



「死神の好物はリンゴじゃん？
なので、このリンゴを1番早く食える奴が……死神です！」

「そんなわけねぇ(笑)」

「どういう理屈だよ(笑)」

「だって、ほらあいつら二口で食べちゃうじゃんリンゴ！」



ンダホの説明と共にテーブルに出されたリンゴ。

訳がわからないとツッコむシルクとモトキの言葉に頑張ってンダホが説明してるが、ただのリンゴ早食い対決だ。



「死神っぽいことを一言言ってからスタート、で、食べ終わってからも一言言っておしまいです。
そしてらこのりんごを1番早く食うことができたものが、死神です！」

「死神フレーズを考えんのか。死神決定戦ぽいな！」

「シルクが乗ってきた(笑)こういうのシルクはうまそう…」

「A死神っぽくないもんな。」

「そういうモトキもぽくねぇよ(笑)」



ンダホから追加で説明されたルールに、シルクはだいぶ乗り気だ。



「よし！じゃぁまずはシルクから行こうか！」

「あ！あと、タイムが一緒だったら死神力で判定だからね！」

「死神力(笑)」


一番手シルクの死神選手権…もといリンゴ早食いが始まった。


…
…

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