【男主】虹の８色目【Fisher's】

ドッキリ仕返し5 ページ34

(A視点)


さてさて…残すところあと1人。

我らがドッキリ王のダホちゃん。

…と言っても仕掛けられる方のだけどね(笑)



「ダホちゃん〜ちょっとこっちきて。」

「ん？なになにー？なんか撮影すんの？」



ドッキリの仕掛け人を普段やらない俺からの声掛けだからか、特に警戒した様子もなくカメラが用意されてるソファに座ってくれたンダホ。

そんな素直な彼に少し申し訳ない気持ちが湧きながらも隣に座ってにっこり笑う。

俺のお手製クラッカー…そう、紙吹雪のかわりに黒光する虫…いわゆるGのおもちゃを沢山詰めたものをンダホに向けて発射した。



「どぅああああああ！？」

「ぶふ…あっはっは…！ダホちゃんごめんね、あの…くく…おもちゃだから…！」

「……！！もーー！Aまでそーゆードッキリ仕掛けるのー！？」



その巨体を揺らしながらソファから飛び跳ねる勢いで転げ落ちるンダホの様子に俺は大爆笑。

床に転げてから、何が起こったか理解しようとしている様子にドッキリ成功だと伝えれば笑いながらも文句を言ってくる。



「本当、ンダホが1番ドッキリ仕掛けがいあるよなぁ…
さすが、ドッキリ王(笑)」

「何それ！？全然嬉しくない称号なんだけど！？」

「Aおつかれーっこれで全員にドッキリ返しできたな。満足？」

「おう！…シルクも途中からカメラマンありがとなーっ」



今朝最初のドッキリを仕掛けてからずっとカメラマンを手伝ってくれたシルクにそう言われれば、確かに全員に仕返しできた達成感がある。

いつもドッキリを仕掛けられてるのを見る第三者目線が多かった俺だが、これを機にドッキリを仕掛ける側も楽しいと再確認したのだった。




--セカンダリ--

「え、ちなみに他の3人のどっきりはどんなだったの？」

「シルクマサイは寝起きどっきり…モトキは女装どっきりだったよ。」

「え？なんか俺のだけ雑じゃない！？G投げつけられただけなんだけど！？」

「ンダホはそれだけでもいいリアクションしてくれるからな！(笑)」

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