過去の話�� ページ8
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少し昔の話をしようか
10年前、雄英高校を卒業した私はどこの事務所に所属することもなく公安の元で働いていた。
公安の指示や任務で全国を行き来する毎日。それでもヒーロー活動はやりがいを感じ充実していた。
任務終わり、公安に戻ったある日のこと。
長い廊下を曲がったところで学ランを着た少年とぶつかった。
「わっ、ごめんね！大丈夫？」
「あ…すみません」
それがホークスとの初めての出会い。
私は19歳、彼は13歳の頃だった。
◇◆◇
「Aさん！お疲れ様です！」
「ちょっとヒーロー名で呼んでってば」
「いいでしょ別に。名前で呼びたいんです」
それからというものホークスは私に懐いたらしく、私が公安に寄る時は必ず会いに来た。
「今日のニュース見ました！一気に敵を拘束して蹴散らして、カッコよかったです！新技ですか？」
「へへ、そうなんだぁ。ココで特訓したんだよ」
「俺も頑張ります！Aさんみたいなヒーローになりたい！」
「うん、頑張るんだよ」
中学2年生のかわいい男の子が毎回笑顔で翼をパタパタと振りながら寄ってくるもんだから、私もそれなりにかわいがっていた。
「ね、今度の訓練テストで合格貰えたらご褒美くださいよ」
「ん、なにがいいの？」
「キスしてください！」
「ンぐぇッ、げほっ…！」
「大丈夫ですか？」
飲んでいた麦茶のペットボトルを置いて急いでハンカチで拭いていると、トントンとホークスに背中をさすられる。
「はぁ…え、なに？キス？」
「はい！」
「ちなみに聞くけど、どこに？」
「口に」
あぁ、今度は頭が痛くなる。
「いや、ダメでしょ」
「どうしてですか？ファンサの一環でいいんで」
「ファンサは口にキスなんてしない」
「ちぇ。ケチ」
いじけるホークスにはぁとため息を吐く。
「……おでこかほっぺね」
「やった。頑張ります！」
嬉しそうに笑うホークスにしょうがないなと笑った。
そんな日々が続いていた頃、私の仕事に変化が見え始めた。
「…またこの手の任務ですか」
資料を見てぽつりと呟く。
「何か？」
「…いえ、行ってきます」
有無を言わせない上の視線を見ないフリして部屋を出る。
ここ最近、表向きの任務が少ない。
自分の黒い影を見て心がざわついた。
「私の個性は裏用じゃないっつの…」
消え入りそうな声で、渡された黒いマスクを握りしめた。
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sana＊(プロフ) - ひなさん» ひなさんありがとうございます😭💖新しい作品あげるなり未完作品更新するなりしたいのですが中々纏まらず🥺また活動再開できるよう日々妄想しながら頑張ります😭🙏 (1月7日 15時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 1番好き。何度も何度も読み返してる。 (1月3日 23時) (レス) @page50 id: 2495f1671d (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ちゃこさん» 初めまして！コメントありがとうございます😳やったぁあホークス推しが増えました！☺️年下ハンパないですよねぇ🤤楽しんでいただけてよかったです！ありがとうございました！😂💖 (2022年6月18日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 初めまして！ホークス…実はそこまで関心無かったのですが、コレはいかん…このホークスは！やばい😭‼️💕💕年下の破壊力…ま〜幸せ貰いました🙏面白かったです‼️推します😂‼️💕 (2022年6月18日 15時) (レス) @page50 id: e4e61dc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 叶花さん» 嬉しいコメントありがとうございます！😳💖私も初登場から心奪われました😂たくさん読んでいただきありがとうございます！朝チュン好評でしたので続編書きたいなとは思っています！笑 先になるかもしれませんが是非また読んでくださいね😊 (2021年11月29日 2時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年8月30日 17時
