デート ページ40
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(ホークスside)
青く光る空間は、空の青さとはまた違って
光の反射に辺りがキラキラと輝いている。
「俺水族館とか初めて来ました」
大水槽の前で、自由気ままに泳ぐ魚たちを眺める。
「うそ、初めてなの？」
「小さい頃とか、こういう場所に縁が無くて」
驚いた表情をしていたAさんが口を閉じた。
俺の過去とか、まだちゃんと話したことないですもんね
いつかまた貴女が聞いてくれるなら、俺は話しますから
でも今はそんなことどうだっていい。
夢にまで見たAさんとのデート中なんだから
「俺の初めて、Aさんにあげちゃった」
語尾にハートでもついてしまうように言えば、Aさんはげんなりした顔で俺を見た。
「キモい言い方しないでよ…」
「ジョーダンですって！さ、回りましょ！」
Aさんの手を取り恋人繋ぎをする。
振り払われないことにとても安堵して、ドキドキした。
「いろんな魚がいるんですねぇ」
「魚の見分けっていつまで経っても覚えられないのよねぇ」
「同じく〜」
2人でひとつの小さな水槽を覗き込む。
空を飛ぶ鳥の種類ならなんとなく覚えているけど、俺とは全く住む世界の違う海の生き物たちは知らないものがほとんどだ。
何も知らないから、神秘的な気持ちになれる。
「あ、クラゲコーナーだ」
少しだけ駆け足に俺の手を引くAさん。
羨ましそうに、いくつもの水槽の中でぷかぷかと浮くクラゲたちをAさんはうっとりしながら見ていた。
「クラゲ好きなんですか？」
「なんかこの何も考えてなさそうにふよふよ浮いてるのがいいなぁって」
他の魚に比べて滞在時間が長いAさんに、俺も他のクラゲを見て回る。
ふと辺りを見てみれば、カップルが多かった。
今風の薄暗いデート向けの照明はやっぱりおすすめスポットのようだ。
みんな自分たちの幸せに浸って俺やAさんには気付かないみたいで、よかったなと息をつく。
そこまで大きくない水槽の中で、ライトアップに照らされカラフルに光るクラゲたち。
ぼぅっと眺めていると、クラゲたちの隙間からAさんが見えた。向かい側で同じ水槽を眺めていたらしい。
声を掛けることなく見つめる。
綺麗だなぁ
幻想的な絵の中に紛れ込んだようで
とても美しくて、目も心も奪われてしまう
あぁやっぱり、この人が大好きでたまらない
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sana＊(プロフ) - ひなさん» ひなさんありがとうございます😭💖新しい作品あげるなり未完作品更新するなりしたいのですが中々纏まらず🥺また活動再開できるよう日々妄想しながら頑張ります😭🙏 (1月7日 15時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 1番好き。何度も何度も読み返してる。 (1月3日 23時) (レス) @page50 id: 2495f1671d (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ちゃこさん» 初めまして！コメントありがとうございます😳やったぁあホークス推しが増えました！☺️年下ハンパないですよねぇ🤤楽しんでいただけてよかったです！ありがとうございました！😂💖 (2022年6月18日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 初めまして！ホークス…実はそこまで関心無かったのですが、コレはいかん…このホークスは！やばい😭‼️💕💕年下の破壊力…ま〜幸せ貰いました🙏面白かったです‼️推します😂‼️💕 (2022年6月18日 15時) (レス) @page50 id: e4e61dc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 叶花さん» 嬉しいコメントありがとうございます！😳💖私も初登場から心奪われました😂たくさん読んでいただきありがとうございます！朝チュン好評でしたので続編書きたいなとは思っています！笑 先になるかもしれませんが是非また読んでくださいね😊 (2021年11月29日 2時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年8月30日 17時
