【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士3

波紋133 ページ47

【〜NO side〜】


とある時代

そこには5人の若者が集まっていた



？「なぁ、せっかく脱獄したのに何もしないのか？聞いてる朝日？」


朝日「聞いてる…同感だよ、勝手に人の本丸にいちゃもんつけてブラックだって言いやがった役人をボコボコにしたいんだけど？」


美紅「私はもうしてきたけどぉ？利琉わぁ？」


利琉「あんたは気が早いのよ、そのうち身を滅ぼすわよ？そうでしょう神威？」


神威「黙れ、今日は世間話をするために集まったわけじゃない」



5人のリーダー格ともいえる青年は4人を一喝して黙らせた

その眼は生気を宿らせていない様にも見える



神威「今日ここに集まてもらったのは来週行われる"全本丸審神者会議"の事だ」


朝日「その審神者名簿に俺達の名前も載ってる、その時に政府を叩くんだな？」


利琉「ちょっと陸！話をちゃんと聞きなさい」


陸「へーい」


美紅「は〜いしつも〜ん！…審神者も傷つけていいんでしょ？」


利琉「なに？誰か嫌な奴でもいるの？」


美紅「うん！私を馬鹿にした子がね？」


陸「女ってこえぇ〜」



脱獄した5人

朝日(ｱｻﾋ)・陸(ﾘｸ)・美紅・利琉(ﾘﾙ)・神威(ｶﾑｲ)

5人は審神者会議で役人を叩く計画をしていた

しかし神威だけはどこか考え込むように下を向いている

と、次の瞬間神威がその他の4人を切り捨てた

4人は首を切られ即死

ドサッと崩れるようにして地面に倒れた



神威「ご苦労さん、やっぱりお前ら要らないわ」



そう言って刀の血をふき取って4人に火を放った



神威「考えがお子ちゃま、たかが5人で政府に勝てる訳ないだろう？俺の目的はそうじゃない」



神威は全員に手を向けると、4人の体から黒い光の様なモノを取り出し自身に移した



神威「せっかく力を貸してやったのに…使えないな」



そう言うと燃える4人に背を向けて別の場所に移動した

付いたのは古めかしい本丸だった場所

懐かしそうにその本丸に足を踏み入れると溜め息をついていた



神威「もう少しで俺の望む本丸が出来たのに…あいつのせいで狂った」



懐から写真を取り出し、それを眺めたかと思ったら燃やしてしまった







神威「全部全部お前のせいだ、お前が居なかったら完成したのに邪魔しやがって…いつもそうだ、お前は俺の邪魔ばかりする…でも今回は違う、お前の大事なものも本丸も全部壊してやる




そして最期に必ずお前を殺すからな、大樹」

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