波紋120 ページ34
お店に到着する頃にはもう日は沈んでいた
傘を畳んで様々な種類のお団子を見て、どれにするか迷っていた
どれもおいしそうだし選べない…
『う〜ん…大樹さんの処に持っていくのは桜餅でいいかな?皆にはみたらし団子でも買って行ってあげよう!』
長谷部「荷物は私がお持ち致します」
『ありがとう長谷部さん、じゃあ…桜餅8つとみたらし団子を…37本!』
お店の人にそう頼むと驚いた顔をしていた
まぁ、37本なんて大量に買っていく人いなさそうだもんね;
少し時間が掛かるらしく私と長谷部さんでお茶を飲みながら待つことになった
座ってゆっくり町の景色を眺めていると、目の前で女の子が転んだ
まだ6,7歳くらいだろうと思われるその子は審神者服を着ている
太郎「主、大丈夫ですか?」
?「うん…大丈夫じゃない!!うわぁぁぁん!!!(号泣)」
太郎「あぁ…ですから走ってはいけないと言ったのです」
?「早くお団子買いたかったんだもん!!」
太郎「急がずとも団子は逃げませんよ?」
?「だって!おいしそうなの売り切れちゃうでしょ!?」
目の前で言い合いを始めた幼い審神者ちゃんとその子の付き添いの太郎さん
少し様子を見ているとその子と目が合った
こけた時に鼻を打ったのか少々赤くなっている
?「お姉ちゃんその髪の毛綺麗だね!」
『え…?』
?「真っ白!兎さんみたい!」
『う、兎?』
太郎「主、他の人に迷惑を掛けてはいけませんよ?」
?「迷惑じゃないもん!綺麗だねって言っただけだもん!!」
太郎「しかし困っておられるでしょう?」
?「ブー!」
何だか親子みたい…
幼い審神者ちゃんは太郎さんに抱き上げられてお団子を見始めた
『かわいい子だったね』
長谷部「主の方がお美しく可愛らしいですよ」
『あ、ありがとうございます?;…太郎さんとあの子を見ていると親子に見えてしまって微笑ましいです』
長谷部「そうですか?太郎太刀が苦労しているようにも見えますが…」
『だって太郎さんの顔、微笑んでいるでしょう?』
お団子を見ている太郎さんと審神者ちゃんの方向を指さすと長谷部さんがそれを確認するかのように見ていた
審神者ちゃんが元気よく「これとそれ!」とお団子を選んでいる声が聞こえてきてそれがまた可愛いのなんのって…
私は子供が大好きだからなぁ…なんだかギュってしたくなる衝動が(アウトー)
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葵 - 初めまして、いつも読ませてもらっています!早速なんですが、厨担当が厨短刀になってますよ!初めてコメントするのにすみません!これからも応援しています。 (2018年7月28日 20時) (レス) id: 5fb93d012b (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 虎苺さん» ご指摘ありがとうございます!修正する前に読み直してみたら「じじいより長ぇ!!」と一人で大笑いしてしまいましたwありがとうございました! (2016年7月18日 21時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
虎苺(プロフ) - うぐの鍛刀時間は3:20ですよー。4:20になってます(>人<;) (2016年7月18日 21時) (レス) id: 56d38a1884 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - (夏`ω´)ノ茄さん» こんにちは!いつもありがとうございます!ご指摘いただいたところは修正しました!ありがとうございます!今後も応援よろしくお願いします☆ (2016年7月18日 16時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
(夏`ω´)ノ茄(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読ませて貰ってます!波紋129の最後の方で名前の誤変換がありました。たぶん「何のプ(人1)だこれは」となっていると思います。勘違いだったらすみません;;更新待ってます (2016年7月18日 15時) (レス) id: 5ed2fa6b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年7月10日 11時