【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士3

波紋105 ページ17

もう一度深呼吸してから襖を勢いよく開けた



黒「どうした？もう終わりか？」


鶴「っく…強いな」



大広間は滅茶苦茶

先程手入れしたというのに軽傷や中傷の者がいる

…何がどうなってこうなった(怒)

唯一無事、と言うか乱闘の輪から外れている三日月さんに事情を聴いてみた



『何が起こっているんでしょう？』


三日月「おやレイ、短刀達も皆無事でよかった…黒狼の話を皆にしておったら"この本丸で一番強い刀剣は俺だ"と言い…このような事になったのだ」


『そしてのほほんと見ている訳ですか…』


三日月「黒狼の強さは知っているのでな、俺は巻き込まれたくないのだ」



刀こそ使ってはいないものの…体術で競い合っている

障子は破れ、畳はデコボコ、花瓶も割れてしまっている

抱きかかえていた今剣を下ろすと短刀諸君にボソボソある事を話した

その話を聞いた皆は「面白そう」と言っていた



『じゃあ皆、刀を構えて待機』


全「はい！/分かった/任せて☆」



スタスタと乱闘している皆に近づいていくと、私に気付いた一期さんが止めに来た



一期「レイ殿、今は近寄らない方が…」


『一期さん、問題ないので退いてください』


一期「しかし…」



一向に止まる気配の無い乱闘…

私、プチっときました



『此処は戦場ですね、本丸なのに(黒笑)』


一期「レイ殿…？」



スッと手をあげると、待機していた短刀達が刀を構えて私の前に並んだ



『出陣じゃぁぁーーーー！！！！』


一期「レイ殿ォ！？(焦)」



短刀達は一斉に黒狼と明石に飛びかかった

私の大声といきなりの出来事に焦ったのか、黒狼も明石さんも短刀達に捕らえられた



黒「何事だよ…」


明石「愛染…どないしたん？」


『それはこっちが聞きたいですね(黒笑)』



二人は顔を真っ青にして私を見上げた

それはそうでしょう

メッチャ怒ってるから



『皆さんも…先程手入れしましたよね？私の勘違いでしょうか？(黒笑)』


全「………(ｶﾞｸｶﾞｸ)」


『主犯は誰かな？』


全員「黒狼」


黒「俺を売るなっ！！；」


『さて、私は皆と仲良くしてと言ったはずなんだけど…これは何してるのかな？(黒笑)』


黒「は…ﾊﾊﾊ……；」


『今日一日正座、全員(短刀達を除く)』


三日月「おや、手厳しいなぁ」


『何してるんです？三日月さんもですよ(黒笑)』


三日月「…あなや〜」

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