【刀剣乱舞】アルビノ少女と刀剣男士3

波紋100 ページ11

『皆さんは私をこの世界に、この本丸に、此処が私の居場所だと…此処が帰る場所だと言ってくれましたね。私には他に行く宛もありませんし、この本丸で皆さんと過ごす事が大好きでした…でもその居場所すら奪われそうになり、私を追い出そうとした。
私だって皆さんが操られて仕方が無かった事ぐらい分かりますよ、でも…
私はこの場所から皆さんが私を追い出そうと…捨てようとしていることが一番怖かったんです
その恐怖はまだ…残っています、一度信頼を無くすとその信頼を回復するまでに長い時間を要しますね、なので皆さんが罰を受けると言うなら…

もう一度、皆さんで頑張りましょう』



今度はこんな事にならない様に対策を取って

もっとちゃんと皆と話し合って

もう一度、前みたいに笑いあいたい



黒「罰が甘いな」


『黒狼、貴方にも罰を受けてもらいます』


黒「はっ！？」


『私が助けを求めてそれに答えてくれたことには感謝しますが…やりすぎです』


黒「…罰ってのは？」


『この本丸の皆と仲良くなる事、それと…ちゃんと謝る事！』



そう言うとあらか様に嫌そうな顔をしていた

しかし『主命』と足すと渋々首を縦に振った



一期「では…我々はこのままレイ殿の刀剣としてここに居てもよいのですか？」


『勿論です、刀解なんて事は二度と言わないでください…私にとって皆は代えの利かない大事な仲間なんですから…では皆さんこれから好きに行動してくださって構いません、私は短刀達の様子を見てきますので』


鶴「待ってくれ！処罰はそれだけなのか…？」


『他にも何か罰を与えて欲しいなら考えますが…？』



そう言うと鶴丸さんは慌てて首を横に振った

黒狼はそれを見て笑いを堪えている

…一番キツイ罰を黒狼に与えたけど、本当に仲良くする気はあるのだろうか？



三日月「レイ、俺から一つ案がある…今回の件を踏まえて近侍をつけてはどうだ？」



いきなりの提案に私だけじゃなく刀剣達も驚いていた

因みに、黒狼はﾁﾗｯと此方を見て視線をズラした



『近侍ですか…そうですね、他の本丸の審神者さん達にも近侍がいましたね』


三日月「近侍はレイが好きな者を選ぶと良い…勿論、俺でも構わぬが？」


一期「ちょっとお待ちを！それならば私がやります！」


加州「え！？レイの近侍は俺がやる！！」


太郎「私でも構いませんよ？」


次郎「私なら毎日旨い酒を飲ませてあげるよ！」

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