紫陽花の呪いは僕らを繋ぐ[ハイキュー！！]2

紫陽花74 ページ31

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貴方「ただいま」

玄関の戸を開けて荷物を下ろす。

女の子に持たせるわけにもいかないので、男性陣で分担して持って帰って来た。

僕はスポドリの粉。

少し重いけど、容器とかかさばるものだと、

双子ちゃんが転んだりするかもって気遣ってくれた。

玄関の鍵を閉めて足元を見ると、僕よりは少し小さい革靴があった。

双子ちゃんが知らない人を家にあげたりはしないだろう。

でも一応警戒しながらリビングのドアを開けた。

貴方「あ、の…」

「「おかえりなさい！！」」

僕の足にしがみつく2人。

泣き腫らした真っ赤な4つの目を揺らしながら。


「おかえり、Aくん」


なんで

なんで居るの、


貴方「葉月、さん、」

叔父「…出張先の用が早く終わってね。

急いで帰って来たんだよ」

あぁ、嬉しい。

嬉しいけど、なんとなくもやもやする。

貴方「…なんで、便りもなく、帰って来たんですか」

葉月さんは少し戸惑っていた。

そうだ、だって、僕もわからない

この気持ちがわからない

貴方「毎日じゃなくてもよかったんです、2日に1度でもいいから、メールとかして欲しかった」

あぁ、だめだ、いけない


貴方「ずるい」

これ以上は

この気持ちは






貴方「羨ましい」




__________嫉妬だ

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