2話 ページ4
真昼side
グ〜キュルル〜…
何処からか何かの音が聞こえ、何かと思いながらキョロキョロと辺りを見回すと、少年がお腹を押さえて俯いていた。
A「………………すみません……………//////カァァ」
どうやら腹の虫だったようだ。
恥ずかしかったのか、少年の顔はみるみるうちに真っ赤になった。
真昼「君さえ良ければだけど、俺の家に来ない?ご飯、ご馳走するよ」
そう言うと、少年はパッと顔を上げた。
A「え、いいん…ですか?」
真昼「うん、料理得意だし慣れてるから」
A「あ、ありがとうございます…!キラキラ」
まるでプレゼントを貰った小さな子供のように表情が明るくなった。
よくよく見たら身長も少し低いし、もしかしたら俺よりも歳下なのかもしれないと思わせる程可愛らしかった。
真昼「あ、そういえば自己紹介してなかったね。俺は城田真昼、んでこっちがクロ」
クロ「………ジ-」
A「ひ、月出Aです……あの、俺の顔に、何か……?」
クロがじっとAの顔を見ている、どうしたんだろうか。
クロ「……何でもねぇよ」
そう言うと、クロはゆっくりと踵を返した。
真昼「(クロの奴どうしたんだ…?)気にしないで。ほら、行こうA」
A「あ、はい…」
俺はAの手を引き、クロについていった。
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作者名:芙舞 | 作成日時:2017年8月12日 10時