Episode.24 ページ24
て「今度こそAは絶対に渡さん」
と「いや、次一緒に乗ると約束した」
り「いいや、Aは俺と乗るんだ」
ホーンテッドマンションじゃんけん。
いつもならグッパーで別れるが、みんな私と乗りたいらしく、今回は私抜きのじゃんけんだ。
いやあモテすぎも困ったもんだ。ふはは。
「ていうかとしみつは怖くないの？」
り「そうじゃんとしみつ怖がり屋さんじゃん」
と「怖がり屋さんじゃねえ！大丈夫だ」
とかいって顔が緊張してますよとしみつくん。
なんて言ったら殴られそうだからやめておく。
て「よし…じゃんけんぽんっ！」
り「…あ、勝った」
て「うわっ！？くっそー！」
と「おいおいおいまじか！」
り「よっしゃ！めっちゃ嬉しい」
りょうくんに抱きつかれた。
抱きつかれたというか、身長差がありすぎてもはやボディーブローだよ。
「う、りょうくんかあ」
り「なに？」
「いや…」
ドSスマイルで見つめられ、反射的に目を逸らしてしまった。イケメン怖い。
り「Aー？」
「ぶっ！？いででで」
なんとなく顔を上げられないでいると、むぎゅっと顔をつかまれて無理矢理上げさせられた。
り「ぷっ。ぶさいくだ」
うるさい、りょうくんのせいじゃん、と言い返したいけれど口が開かないので、かわりに軽く叩くと離してくれた。
「いった、ほっぺなくなると思ったわ」
り「何が不満なのか言ってごらん」
「え〜…」
り「いいから早く！」
「…だってりょうくん絶対いじわるするもん」
イケメンに急かされて恐る恐る言うと、一瞬きょとんとした顔になり、その後すぐにニヤニヤし始めた。
り「それってやれってこと？」
「はいちがーう！違います！」
終わった。
＊
乗る前の怖い説明をなんとか乗り切り、
りょうくんと2人で無機質な乗り物に乗り込んだ。
「ひいい…りょうくん、私もうダメかも」
り「大丈夫？手つなぐ？」
「その優しさすら怖い…もうダメだ…」
り「なんで？w」
とにかく早く終わって欲しいという気持ちと、怖いもの見たさが入り混じって私を支配している。
り「わっ！」
「うわあ！？」
り「っ、ぶふっ」
「や、やられた…」
急に驚かされて心臓口から出るかと思った。
やはりやりやがったこの男。
うるさい心臓を抑えながらりょうくんを見ると、くくくと笑って頭をぐしゃぐしゃに撫でられた。
り「ごめんごめん、かわいくてつい」
「ばーかばーか！」
うう、覚えてろよ。
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もっちゃん(プロフ) - あすはみさん» わあ！とっても嬉しいです！！ありがとうございます！ご期待に応えるべく、更新頑張りますね〜！コラボの件、了解です。楽しみに待っていてくださいね！ (2017年9月27日 18時) (
レス) id: d3ef632549 (このIDを非表示/違反報告)
あすはみ - いつも見てます！！面白くてついつい更新まだかなぁーなんてチラチラ見ちゃいます(笑)他のYouTuberの方とのコラボを書いて欲しいです！！ (2017年9月27日 9時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちゃん | 作成日時：2017年9月24日 14時
