Episode.18 ページ18
としみつside
と「A〜、そろそろ離れん?」
「やだ」
と「俺そろそろ帰らんと。な?」
「ええ〜泊まってよ」
てつ虫が明日まで帰ってこないと聞いて、Aが寂しがっていないか様子を見に来たら、案の定こんな状態だった。
ということで、絶賛抱きつかれ中。
と「どんなに仲が良くても2人っきりはまずいだろ」
「それ今更感がすごい…」
と「確かに…じゃなくて。てつやに殺されるわ俺」
「大丈夫だって!バレなきゃ平気平気」
と「ぬー」
昔からAは自分のペースに人を巻き込むのが得意だ。俺には何故かそれがとても居心地が良くて、そんなやつ始めてで、いつの間にかずっと一緒にいる。
うだうだとくだらない話をしながら引きとめられ続け、なんだかんだ午前2時を回っていた。
「としみつお願い、一緒に寝ようよ」
と「……」
「……」
と「…分かった、今日だけな」
「やった!!!としみつ大好き」
と「へーへー俺も好きですよ〜。っとに俺、Aのお願いに弱いなあ」
「そんなの今に始まったことじゃないじゃん〜」
と「ルンルンすな」
Aは小躍りしながら布団を畳に敷き始めた。
その様子が可愛くて、つい笑みがこぼれる。
「寝る支度してくるから待ってて!あ、てつやのジャージとか着る?」
と「借りよっかな」
「じゃあなるべく小さそうなの持ってくるね!」
と「おい」
Aが敷いてくれた布団にポスッと寝転がる。
向こうでAが鼻歌を歌っているのが聞こえる。
まあ確かに、こんな広い家で1人だと寂しいよな。
しばらくして、化粧を落として寝る準備を終えたAが帰って来た。てつやのジャージを受け取る。
と「おー、すっぴんAだ。久々に見た」
「やめて、そんなまじまじ見んといて!」
と「なんで。別に可愛いからええやん」
「ねーそういうとこだよ」
そういって照れたように布団に潜ってしまった。
と「照れんなって」
「…照れてない、としみつのばか」
と「ごめんて」
失礼しま〜すとかおどけながら布団をめくると、
Aは渾身の変顔をしていた。
と「ちょww やめww」
「ふふww」
それから2人でしばらくゲラゲラと馬鹿みたいに笑っていた。
笑い疲れたのか、Aの瞼は今にも閉じそうである。
と「おやすみA」
「おやすみとしくん。来てくれてありがとう」
と「ん」
それから間も無く、俺たちは深い眠りに落ちた。
*
ん?私、一緒に寝る話好きなのかな…
370人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もっちゃん(プロフ) - あすはみさん» わあ!とっても嬉しいです!!ありがとうございます!ご期待に応えるべく、更新頑張りますね〜!コラボの件、了解です。楽しみに待っていてくださいね! (2017年9月27日 18時) (レス) id: d3ef632549 (このIDを非表示/違反報告)
あすはみ - いつも見てます!!面白くてついつい更新まだかなぁーなんてチラチラ見ちゃいます(笑)他のYouTuberの方とのコラボを書いて欲しいです!! (2017年9月27日 9時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もっちゃん | 作成日時:2017年9月24日 14時