だからただの友達だってば！【東海】

Episode.2 ページ2

と「で、メンバーの中で誰が一番好きですか、ということだけど」

「本当にこれ困るんだよ…私はみんな大好きなんだけど、そう言うとちょっと叩かれるんだよね」

て「Aはわしのことが大好きです。はい次！」

「てつや以外みんな大好きで〜す」

て「おい！」


私がそう言ってちょけると、みんな温かく笑ってくれる。
いろいろな噂をされたり、コメント欄では憶測が飛び交っているけれど、
本当に私たちはただの友達で、最高な友達です。


虫「Aちゃんはてつやくんの家に住んでるんですか」

「そうです、虫さんとてつやと三人暮らし…おっと、御曹司くんと四人暮らしです」


居候仲間の御曹司くんを忘れるところだった。
彼とは少しずつ仲良くなっていきたい所存。


り「御曹司くんが何者かというのはサブチャンに上がってま〜す」

て「意外と盛り上がったので、あと一周にしときましょうか」

「そうしましょう」

り「虫さんとどっちが大きいんですか？」

虫「僕です」

「え？私でしょ、どう見ても」

虫「いやこれは絶対僕だって、Aちゃんに負けるわけにはいかん」


虫さんと背中合わせになる。
あ、背中あったか〜

て「ん〜ギリ虫さん！」

虫「よっしゃー！」

「くっそ」


床に手をついて悔しがっていると、
虫さんがよしよしと笑顔で頭を撫でてくる。


と「そろそろ髪の毛切らないんですか？久しぶりにボブのAちゃんがみたいです！」

虫「結構伸びたよね」

「ね、そろそろ邪魔かな〜。
　としくんはどう思いますか？」

て「なんでとしみつに確認とるだ」

と「俺は…そうだな、まだ切らなくて良いと思う」

「じゃあまだ切らないでおく」

と「おう」

て「なんだこれは。はい次っ！ラスト虫！」

虫「てっちゃんが荒れとる…ん〜どうしようかなあ」

するする、とスクロールされていくツイッターの画面を覗き込む。
すると、見覚えのあるアイコンに目が留まった。
虫さんも気付いたらしく、スクロールする手を思わず止める。

「ま、まほっちゃんだ…！」

虫「今度いつ遊びに行きますか？」

て「行かせません！以上、東海オンエアでした！」

「ちょっとてっちゃん！」

急いで立ち上がりカメラを止めに行くてつや。
うわ、本当に止めたよこの人…

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