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『 デクくん帰ろう！ 』
放課後ももちろんデクくんと一緒。
寮は学校の敷地内にあるからすぐに着いちゃうけど
大好きなデクくんとは少しでも一緒にいたいもん
まあ正直に言うと、デクくんの可愛い瞬間を
ちょっとでも見逃したくないわけです！
デクくんガチ勢なもんでね！
そんな下心アリアリなわたしにも、
うん 帰ろっか、って
にこって笑ってくれるデクくんは今日も尊い。
「 ねえAちゃん、 」
『 ん？ 』
並んで歩いていると、ふとデクくんがわたしを呼んだ。
なにやら言いたげに
きょろきょろと視線をうろつかせる。
『 どうしたの？ 』
「 あの、今日、授業中… 」
『 あっやっ、あ、あれは忘れて！！ 』
まさかデクくんからその話題をふられるとは思ってもなくて
絶対黒歴史になるであろう、
今日の授業中のアレ。
名付けて、デクくんで頭がいっぱいでした事件。
急にまた恥ずかしくなってきて、
うう、と 思わずうつむいてしまう。
「 僕で…頭がいっぱいだったんだもんねー？ 」
普段は見せないような、
いたずらっぽい笑顔のデクくんが
控えめにわたしをのぞき込む。
ちょちょちょそれは反則すぎるて…！！
いつもわたしがちょっと距離詰めただけで
真っ赤になってたのはどこの誰？！
ぶわああっと顔に熱がこもるのが自分でもわかって
反射的に両手で顔を隠す。
そんなわたしを見て、楽しそうに笑う。
なんだかいつもと立場が逆だ、
「 ちょっとはドキドキしてくれた…？ 」
『 ……ちょっとじゃない、 』
「 えっ 」
『 すっごいドキドキした 』
ちらり、わたしよりも背の高いデクくんを見上げながら言うと、
ひゃぁぁぁって、
今度はデクくんが顔に腕を絡ませるようにして隠す。
その腕の奥で、
「 がんばってよかったぁぁぁ…！ 」
なんて
超絶ちっちゃい声で言ったのをわたしは聞き逃さなかったぞデクくんよ。
ふにゃって嬉しそうな顔したのもしっかり見たぞ。
この必死さの中でときどき顔を出す天性のかわいさたるや。
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むめーです。 - まずはありがとうございます!じゃんけんで腹筋が破裂しました（こちら生きてます）最高作品ありがとうございまァァす!!応援してます! (2022年12月6日 22時) (
レス) @page19 id: b77e78df3f (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 更新頑張って下さい!!応援してます!! (2022年9月17日 8時) (レス) @page19 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
奈々丸 - デク好きさん» 凄く分かりますw (2019年4月5日 15時) (レス) id: 5eae78ade2 (このIDを非表示/違反報告)
デク好き - じゃんけんぽんを想像してしまったｗｗｗ (2018年9月25日 21時) (レス) id: 0f3a312144 (このIDを非表示/違反報告)
いぬじゅん。(プロフ) - 初めまして!もちむぎ玄米さんの作品、皆可愛くて心が浄化されます*初のお気に入りの作者さんに登録させて頂きました。とっても大好きです応援しています! (2018年9月16日 23時) (レス) id: e4b5531240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむぎ玄米 | 作成日時：2018年8月14日 2時
