３か月ワーカー２（ねくすとすてえじ）

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米「ところで現実的な話をさせてもらうけどいい？」

A「はい？」

米「派遣事務所、辞めてもらっていいかな？」

A「ええっ？？ でもわたし仕事しないと…生活できません…」

米「それね…さっそく明日にでも会ってもらいたい人がいるんだ」

A「え？」

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翌日

「彼は天才だよ」

米津さんがそう言って紹介してくれたその人は、楽曲に手をくわえたり
アレンジしたり、作曲もする音楽家だ。

そう…私は米津さんに連れられてとあるスタジオに来ていた。






板「じゃあこれ、弾いてみてくれる？
そのあとこっち…これは自由に表現してもらって構わないよ」


A「は…はい…ん？」

いつのまにかバイオリンを弾くことになっていますよね…

しかも楽譜を手渡されて…録音する部屋へ連れていかれる…

いったいこれはどういう状況なんでしょうか…

おかしいな…わたし、言ったよね？もう弾かないって…

あまりにも急な流れに抵抗も出来ず、初めての事ばかりで…

まるで人形のように言われるがままのわたし。

演奏をする部屋のガラス越しには米津さんが椅子に脚を組んで座り

腕組みをしてこちらを見ている…

私は軽くにらんでみるけど…

ふふっと笑われておしまい…

もう！どうにでもなれ！ この状況が終わるなら…弾けばいいんでしょ！
なんて開き直っていた…








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