手は届かないはずだった【まふまふ】

episode31 side you ページ32

そっと機材を置く


「まふまふさん、わざわざありがとうございました！」

「...っいえいえっ.....お役に立てて良かったです...」


まふくん...運動不足なのね...


凄い辛そう...ほんと、申し訳ない...


それでも笑ってそういうこと、言ってくれるとか、いい人だよなぁ...


「...あの...お礼と言ってはなんですが、
今度ご飯とか...どう、ですか」


勢いで言ってから気づく


あれこれやばいんじゃね


一応私リスナーだし

バレたら炎上...


「ぁぁやっぱなんでもないです、すみませ...」

「い、行きたいです！！！」

撤回しようとした私の言葉に重ねてまふくんが応える



え、まじ？


.....ちょ、え...



普通に嬉しいんだけどっ！！？？？


「ほ、ほんとですか...！い、いつがいいとかありますか...？」

興奮で声が裏返った恥ずかしい...


マジかまふくんとご飯いけんのかよ

神様ありがとうございますっ...


生きててよかった.........



「日程とかまだハッキリしないところあるので...えと、その...







連絡先、教えてもらえませんか...？」




もじもじしながらまふくんが放った言葉に


私の脳はショートした

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