興味本位で歌い手になったら一夜で有名になった歌い手がいるらしい

30話 ページ31

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

『んー...何時だ...』

10時か

なるせ「おはよ」

『なるせ起きたの』

なるせ「さっきだけどね」

『おはよう』

なるせ「何食べたい？」

『えー、サンドイッチ』

なるせ「買ってくる」

『ありがと...』

なるせ「待っててねー」

バタン

〜〜〜〜

なるせ「ただいまー」

ギュ

『なるせ...』

なるせ「どうしたの」

『Gがいる...』

なるせ「は！？」

『こわい...』

なるせ「俺も無理！どうしよ...」

『えぇ』

なるせ「あらきさん...ダメだ！あの人虫ダメなんだった...
そらるさん...いやあいつはダメだ...」

『めいちゃんは？』

なるせ「そいつだぁ！」

プルルルルル

なるせ「めいちゃん！はやくこい！死ぬ！」

めいちゃん「え！？なるせの家に？」

なるせ「当たり前だろうが！はやく！」

めいちゃん「わ、わかった」


『もうこれで大丈夫...なの？』

なるせ「うん...たぶん」

『めいちゃんは虫大丈夫なのか...』

なるせ「あいつはガキだから」

『そっか...てかいつまで外にいればいいのかな...』

なるせ「めいちゃんが退治するまで」

『早く来てー』

〜〜〜〜

めいちゃん「来たぞ！」

なるせ「おせぇよ！」

『めいちゃん！』

めいちゃん「あれ？Aじゃん」

なるせ「はやくGを殺しに行ってこい...」

めいちゃん「え〜ゴキブリ出たのー？なるせの家」

なるせ「いいから早く行け」

『頼んだよ...』

めいちゃん「任せとけ！」

〜〜〜〜

めいちゃん「倒したよ！」

なるせ「どうやって？」

めいちゃん「ん？新聞紙でバンバンって」

なるせ「は！？...いや、ありがとう...
ふざけんなよ！」

『なるせ落ち着いて』

めいちゃん「えぇ！？」

なるせ「普通はそこにあるスプレー使うだろ！」

めいちゃん「あったんだ」

なるせ「1番目につきやすい場所に置いといたのに...」

めいちゃん「ごめーん」

なるせ「床は拭いた？」

めいちゃん「ちゃんと拭いたよ！」

なるせ「ほんとか！？」

めいちゃん「ほんとだよ！」

『めいちゃんありがと』

めいちゃん「全然大丈夫だよ
ゴキブリくらいなら100匹でも200匹でも倒すよ」

『いや、そんなにいないと思うよ...』

なるせ「いたらキモいしな」

めいちゃん「このサンドイッチ貰ってっていい？」

『いいよ！』

なるせ「お礼...かな」

めいちゃん「ありがと〜またねー」

『ばいばーい！』

めいちゃん「うん！」

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