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ごめんなぁ、気づけんくて。


ほんまにごめん。


*****智洋*****


反応の薄いのんちゃんが気になって声を掛けようとした時に先生が出てきはって声をかけれんかった。


そしてメンバー全員で濱ちゃんの病室に向かった。


皆は濱ちゃんの寝顔を見て安心したように座り込んだりベッドのそばに駆け寄ったりして目覚めるのを待ち続ける。


のんちゃんは黙って濱ちゃんの手を握り続けた。


濱「…ん、のんす…け?」


皆/濱「濱ちゃん!!」


濱ちゃんが目を覚ました。


ふとのんちゃんを見ると体が大きく傾いて膝から崩れ落ちる。


ドサッ


流「望!?どしたん?しっかりせぇ、望!」


重「小瀧!?あっつ、めっちゃ熱あるやん。ちょっ、先生呼んでくるわ!」


皆がバタバタする中濱ちゃんが起きようとしていた。


「濱ちゃん、まだ起きたらあかんよ!いま先生呼びに行ったし、のんちゃん大丈夫やから。」


濱「でも、のんすけ」


照「神ちゃんの言うとおりや、今起きて何かあったら望が心配すんで?」


淳「朝から体調悪かったもんな。無理させてもうたな、ごめんなぁ。」


淳太くんは汗で額に張り付いた髪を退けながら声かけている。


重「呼んできたで!」


医「担架に乗せて処置室に運んで。終わりましたらここに呼びに参りますので。」


それだけ言い残して先生は出て行ってしまった。


淳「濱ちゃんごめん、俺のせいや。最年長なのに固まって全然動けんかった。のんちゃんは体しんどいはずなのに、恋人倒れててショックなはずなのに任せっきりにしてもうて…。」


重「淳太くんだけのせいとちゃうよ、俺ら誰ひとり動かれへんかったもん。ほんまにごめん。」


「ごめんな、気づいててんけど声かけんと自分のことばっかやった。」


流「ごめん。俺もや、望しんどいこと知ってたのに。」


俺も皆も情けない顔して誤った。


濱「そんなん誰のせいとも違うやろ?謝らんでや。のんすけが心配すんで?」


淳「そうやな、ありがと。」


そのあと先生が入ってきて、のんちゃんが隣の病室にいて高熱があり点滴していること、熱が下がるまで、濱ちゃんは検査して5日間は入院せないけないことを告げて病室を出ていった。


「濱ちゃん今日はもう寝えや?俺らでのんちゃんの方も見てくるから。」


濱「…おん。のんすけよろしく。」


結局、俺流星でのんちゃんのところに向かった。

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作者名:春(syun) | 作成日時:2017年2月25日 23時

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