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ツッコミ終わったのを確認して、手を洗ってる背中に声をかける。
「し、死にましたか……」
「うん。殺したで。結構デッカいやつやったわ」
と言って両親指と人差し指使って楕円を作って大きさを伝えてくる。
「いいですっ！そんなん教えていただかなくても！！」
「ほんま自分あかんねんなぁ？」
「虫とか爬虫類とかは、に、苦手っす……」
「ふーん、男やのに珍しい」
なんて言いながらぽりぽり頭の後ろを掻く。
ほんまに理解できんって顔してる……
「いや、でも最近の人はダメな人多いらしいですよ？」
「へぇ、アカンなぁ最近の男は」
次は呆れたようにため息をつく。
「横山さんは大丈夫なんすね……」
「んー、別に。うわぁ、とは思うけど、なんともないな」
「そっすか……じゃあ、かっ、片付けますね……」
シンクにもう一度近づこうとすると、腕で体全体を止められる。
「えっ……」
「またおったらかなんやろ？俺が洗うわ。ソファスッキリしたからゆっくりしとき。俺の家やし、片付けありがとさん」
そう言って俺の頭を優しく撫でる。
「えっ、あっでも……」
「ええって。座っとき」
と、キッチンに向かって行った。
取り残されは俺は、無理やりキッチンに入ることも到底できず、言われた通りソファに座る。
うわっこのソファめっちゃふわふわ！
やっぱり稼いどったらこんなんも買うの余裕なんかなぁ。
とかそんないらん事ばっか考えてたら、掃除の疲れもあって一気にまぶた下がってきた。
寝たらアカンって思ってるのに、ふわふわなソファのせいで、あっという間に眠りについた。
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作者名：これさわ | 作成日時：2019年4月22日 23時
