かわいい黒色さん (ページ24)

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やばい、やばいやばい……
可愛い……

ああ、好きやなぁ……
そんなこと思ってたら、勝手に体が動いて。
無意識にキスしてもうてた。

「んん……！？」

「あっ、す、すすすすっ、すみません！……つ、つい……」

「つ、つつっ、ついでき、ききききす、するってっ、なっなに！？」

うわぁ、めっちゃ照れてる……
今度はさっきの２倍くらい赤くなってる。

なんか、もう無理かも。

「可愛いです、ほんま。横山さん」

「何を言うてんの！？」

そんな可愛い顔されたら僕のオスな部分が引き出されていく。

なんて言うの……ほら、もっといじめたくなるっていうか……？

「さっき会ったばっかりで、アレなんですけど、僕、横山さんのこと好きになっちゃいました」

「はぇ！？」

「別にどうしろってわけではないんですけど、キスしちゃったのもそういうことなんで」

なんて、頭おかしいやつみたいな、ストーカーみたいな言い草やけど、本心を告げる。

「僕、めっちゃ好きです。横山さんのこと」

って言うて、顔近付ける。
抵抗する素振りもないし、むしろ両目瞑ってくれてるから、遠慮なくまた唇を重ねる。