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なにかがおかしい ページ1

〜アレンside〜

クリスマスの夜には、2駅先まで行ってやけに華やかでキラキラしたイルミネーションの中をリサと二人で歩いた。

結局リサはあれ以来俺に笑えだの喜べだのと言わなかったし、しかしクリスマスイヴの夜にリサに約束させられて、俺はリサに消極的なことを言わないことにした。
その際リサは必死で俺の有用性を語り、俺はその言葉になぜか悲しくもないのに泣きそうになった。

そして現在の12月28日。

今日は朝からなぜかリサの様子が可笑しい。

いつも通り目を擦り眠そうにしながら階段を降りてきたとおもうと、

「おはよう!ア・・・朝って気持ちいいね!」

とよくわからないテンションで言い、朝食でも、

「美味しい!!いつも本当にありがとう!アレ・・・

あ、あれ?いつもより美味しい!なんでだろ?」

と意味不明なことを言いだし、今現在買い物の最中も・・・

「あ、アレ・・・あれ?な、なんか買い忘れた気がするなぁー、、」

さすがにあれ?が多すぎるので、熱でもあるのかと思いリサの額に手をあてると、いたって平常なのにも関わらず、いきなり顔が赤くなる。

「大丈夫か?今日はなんか・・・おかしい。」

さすがに聞いてみると、リサは気まずそうな顔をする。

「うん・・・ごめん。」

どうしてもわからない・・・。
そういえば、そんなときは聞いてみろって、真琴に教わった気がする。

「リサ。・・・俺が何かしたなら、教えてくれないか?
本当に、わからなくて、・・・ごめん。
でも、ちゃんと知りたい。」

「あの、・・・恥ずかしいから、答えるの、後ででもいいかな?」

赤い顔をさらに真っ赤にして言われると、本当に風邪じゃないのだろうかと心配になる。

「ああ。もちろん。」

そこから家までのリサは普通に戻っていて、ただいつもより少し声が小さかった気がした。

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(プロフ) - 少女と青年のやり取りが見てて楽しいです! (2017年4月13日 19時) (レス) id: 9bdba68026 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皇優夜 | 作成日時:2016年9月27日 23時

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