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カフェから帰宅すると、先に靴を脱いだギョンスさんが、まだ靴を脱いでいる私の頭をがしっと両手でつかんで、つむじにキスを落とした。
洗面所で手を洗っていると、後ろにすっと現れた瞬間に肩口にキスを落とした。
冷蔵庫から飲み物を出して振り返ったらギョンスさんが立っていてびっくりした！と言ったら鼻の頭にキスをされた。
テレビを点けて、ソファに座ってチャンネルを変えているときにほっぺにキスをされた。
……今日はキスデー？なの？
しかも、ここまでで彼からは一言も発されていない。
いったい、どうしちゃったの。
「今日、キスの日ですか？」
「そうなの？」
「あ、違うんですか…」
「違うみたい」
さっとスマホで調べてくれたようだ。
スマホを机の上に置くと、ギョンスさんはソファの隣に縮こまって座り、向かい合って私の目をじーっと見つめてくる。
「もしかして顔に何かついてますか？」
さっき洗面所で見たときは特に何もなかったけど。
「ううん」
ギョンスさんの手が私の頬にそっと添えられて、今度はおでこに長めのキスが。
目を開けると、頬から顎にスライドして、顎をくいっと上げられてそのまま見つめ合う。
「ドキドキさせようかと思って」
……えー？！なにそれ！
その、口角を片方だけ上げて笑う表情にもドキドキしちゃった！
「なんか、いつもと違ってドキドキしました」
「やった」
「わーもう……ずるいです」
「ねえ、もう一回、呼び捨てにして」
「……このままで？」
ちょっと動いたら触れそうな距離でこくりと頷くギョンスさん。
「ギョンス」
口がハートになって、目が三日月のように笑って、幸せそうにうなずいて。
唇にたくさんのキスが降ってきた。
▲思わぬところでドキドキさせられたので仕返し。しかし一度呼ばれてからはギョンス、と呼んでほしくなっちゃったギョンスさんでした。
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irusu(プロフ) - ニョルダさん» ニョルダさん、コメントありがとうございます！そんな風に思っていただけるなんてとっても嬉しいです(><)番外編やら続編やらが書けたらいいなとは思っているので、もし見つけたらまたお付き合いください♪ (2016年5月11日 14時) (
レス) id: 0b34310943 (このIDを非表示/違反報告)
ニョルダ - 完結お疲れさまでした!このお話凄く好きだったので少し悲しいです…また機会があれば小説かいてください!! (2016年5月10日 13時) (レス) id: 745f9f8348 (このIDを非表示/違反報告)
irusu(プロフ) - Mikuさん» Mikuさん、最後まで読んでくださってありがとうございました！また何か書けたらいいな、と思っているので、見つけたらまたお付き合いください(^o^)/ (2016年5月9日 13時) (レス) id: 0b34310943 (このIDを非表示/違反報告)
irusu(プロフ) - きちさん» きちさん、コメントありがとうございます！わー！このお話、ひたすら甘く幸せに書こうと思ったのは、ドペンの方に読んでもらいたかったからなんですー！最後までお付き合いくださってありがとうございました＾＾ (2016年5月9日 13時) (レス) id: 0b34310943 (このIDを非表示/違反報告)
Miku(プロフ) - irusuにむお疲れ様でした^o^最後までキュンキュンが止まらなかったです(泣)irusuにむの作品好きなのでまたお会いできたら嬉しいです（＾Ｏ＾） (2016年5月9日 10時) (レス) id: ed772ed87c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：irusu | 作成日時：2016年3月12日 23時
