白鳥沢のレギュラーに選ばれたのは苦労人イケメンでした (ページ17)

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瀬「お前ほどのタッパならどの学校に行ってもレギュラー取れんだろ」

斜め向かいに座る瀬見さんがペットボトルのお茶を飲みながら聞いてくる

『んー、そうですかね？でも俺そこまで身長高くないですよ』

瀬「何cmだっけ？」

『前回測った時は186でした』

瀬「十分高ぇじゃねえかくそ羨ましいな」

じとって見られて思わずはは、と苦笑いをこぼす

山「五色は？お前も意外と高いよな」

五(意外と…)
「前回は179でしたけど伸びた気がします」

瀬「なんで今年の1年はでけえのしか来ねーんだよ」

五色もそんなにあるのか…と少し感心しながら唐揚げを食べようとすると、隣の白布さんが俺をじっと見ていることに気づく

『？なんですか？』

白「お前五色より高いくせにヒョロっちいな」

『唐突の悪口』

まじでこの嫌われようは原状回復無理なんじゃないか？

まぁでも確かに、目の前に座る五色の方が肩幅も胴体もがっしりしているし全体的にでかく見える

『なぁ工、どうしたらそんなガッツリ筋肉つくんだよ』

工「ん？筋トレしまくる」

ラーメンを掃除機のように吸い込みまくる工に尋ねると、何当たり前のこと聞いてんだ？と言いたそうな顔で見てきた

そんなんでつくなら俺は今頃ガンダムだよ！！！！！！