白鳥沢のレギュラーに選ばれたのは苦労人イケメンでした (ページ11)

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天「Aチャン達はいつから参加ナノ？」

出来たてのサバ定食をかき込んでいると、向かいの椅子に天童さんが座った。

あ、髪下ろしてる。

『練習は今日の朝練から参加しようと思ってます』

そう答えると、隣で口いっぱいにご飯を詰め込んだ工も大きく頷く。

天「ソーナノ！じゃあ若利くんのランニング着いていけるといいネ」

そう言って意味深な笑みを浮かべる天童さん。

朝練はランニングがあるのか。

ここは超がつくほどの強豪校だ。ランニングコースも馬鹿にならない長さなんだろう。

これから始まるキツいであろう走り込みに思わず仮病を使いたくなるが、なんとか自分を奮い立たせ、残り少ないご飯を口にかきこんだ。

その間工はというと…

工「…うぷ、、」

『だからやめとけって言っただろ！』

吐きそうな顔で顔面蒼白になってました。