八 ページ9
『…何か喋んないの?』
恋「この状況、何か話せる方がおかしいです」
無「…ねえ、そろそろ離れてよ」
誰か……
二人に抱き着かれ、もの凄く歩きにくい状態。
この人達、最近喧嘩ばっかりなんですけど。なんで?
恋「離れるのはあんたの方でしょ!!私が先だったんだから」
無「先にいたのは君だったけど、Aは僕のなんだから」
『いや知りませんけど』
ようやく話し出したかと思えばまた喧嘩。
何?なんかしたの?
蜜「Aちゃーーん!!!」
『あ、蜜璃ちゃん。助けて』
蜜「あ、あなた達!!狡いわ!そんなの!!私も混ぜて!!」
『嘘…』
誰かー助けてー
『もうすぐ着くから、一旦離れよう?』
恋「むぅ。分かりました」
いや、今思ったけどさ、恋の態度の変わり様が凄いんだけど。
到着ー
『こんにちは』
小「大人数だな」
『あれ?しのぶちゃん、来てないんですか？』
宇「胡蝶はまだ来てないな」
昨日蝶屋敷に行っても、しのぶちゃん居なかったし。
大丈夫かな。
『そう。ねえ、宇髄さん』
宇「お?なんだ?」
『昨日、しのぶちゃんが呼んでたっていうの、嘘ですよね』
しのぶちゃんが約束をすっぽかすなんて、ありえない。
宇「あぁ、あれか。すまんな。悪戯だ、悪戯」
『…』
これもきっと嘘だ。多分、裏で何かやってる。
まあ、あえて言わないでおこう。
『まあ、良いですけど。』
今日は悲鳴嶼さんに呼ばれたため、柱の面子が揃っている。
珍しく、不死川実弥も来ている。
『で、今日はなんのために呼んだんですか』
行「王様ゲームをするために呼んだのだ(南無阿弥陀仏」
『…は?』
無「いいじゃん」
蜜「素敵だわ!一回やってみたかったの!!」
し「すみません、遅れました」
『あ、しのぶちゃん』
『今から王様ゲームするらしいよ』
し「Aさんも参加するんですか？」
『…どっちでも良いや』
し「Aさんが参加するなら私も参加させてもらいます」
宇「昨日嘘吐いたのは、これの準備をするためだったんだよ」
『はあ』
杏「今日は竈門少年達も呼んでいるぞ!!」
無「え…」
炭「こんにちは!!今日はお世話になります!!」
善「こんにちは!!」
『あぁ、この子達か』
炭「お、お久しぶりです!Aさん!!」
『久しぶり』
相変わらず良い子だな。
善「え、Aさん!?どこどこどこどこ」
炭「ほら、あそこにいるだろう?」
善「Aさん!!結婚しましょう!!」
伊「おい!A!!アレくれ!!アレ!!」
『あぁ、ビー玉ね』
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作者名：ねおる | 作成日時：2019年12月29日 18時
