今更気づいた ページ32
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「私…好きな人が出来たんだ」
陵矢くんに告げるのに躊躇っている暇なんてない。
躊躇っていたら椋くんを好きになってしまいそうだから。
「陵矢くんの事私はずっと好きでいたい。だから…」
私を束縛男から救ってくれたのは
紛れもなく今隣にいる陵矢くん貴方であって。
「その人を忘れるぐらい……今は私を包んで欲しい」
上書きして、私の全てを陵矢くんの色で染めて
他の人の事など考えられない頭にしなきゃ。
何度も体を重ね合って
快感を味わいながら
『好き』という気持ちを抱きながら………
翌朝
上半身裸の私達を朝日が照らす。
もう私達は恋人だ。誰にも奪われたくない。
栗原「おはよう」
「おはよう」
いつもより目覚めがいい。
栗原「A」
挨拶代わりのキス。まだ昨夜の余韻が残ったまま。
「陵矢くん」
今更気づいたの
陵矢くんの隣にいる私は普段の私じゃないってこと。
恋人として、大切な人として、失いたくない人として…
だから
「陵矢くんと一緒に住みたい」
栗原「……やっと聞けた」
「…え？」
栗原「その言葉、ずっと待ってた」
くしゃっと笑うその顔で私を抱きしめるんだから
私もつられて笑顔になってしまう。
栗原「これでずっと一緒だね」
「そうだね、もうこれを機にホークスの球団広報にでもなろうかなぁ〜」
栗原「え！なってくれるんだったら俺めちゃめちゃ嬉しいんだけど〜！！」
「なれるか知らんけど」
この日、同棲を決めた。
椋くんに改めてサヨナラを言わなきゃ。
秋雨が静かに降る舞洲で
傘を差した私に小走りで駆け寄る椋くんの姿。
太田「…A」
「椋くん、改めてサヨナラを伝えに来ました。」
太田「……聞きたくないけど、ずっと好きでいたこの時間は忘れません。理想は、僕と結婚して幸せな家庭を築いて、沢山笑い合える生活を夢見てたんですけど。Aの幸せを陰ながら応援してます。」
「ありがとう」
彼が私の腕を引いて私を抱き寄せた。
太田「幸せになってください。辛かったら僕のところに来てください。僕は……この先もAの味方だから」
「…ありがとう」
彼の目はどこか潤んでいた。
本当は嫌だったんだ、私が陵矢くんを選んだ事。
最後に彼の頬に触れる。
椋くんはその瞬間に私の唇にキスをした。
「じゃあね。私も大好きだったよ、椋くん」
気づけば雨も止み、心地いい風が吹いていた。
．
普通の恋愛→←＿ryoya side『雲に隠れてしまった太陽』
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u(プロフ) - えつんさん» こんばんは！めちゃめちゃ嬉しいです🥺 最近私も石川亮選手気になっておりまして…�△諒�は胸キュンシーン多めに書こうと思ってるので楽しみに待っててください🫶🏻 (5月27日 22時) (
レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
えつん(プロフ) - こんばんわ！いつも楽しく拝見しております。個人的には石川亮選手のファンなので�△�みたいです…！ (5月27日 20時) (レス) @page39 id: 9cb0ae837c (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - サハラサバクさん» コメントありがとうございます〜☺︎︎ �，諒�は需要がありそうやな思って色々と考え中です、、😌 (5月27日 18時) (レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - べぶさん» 嬉しいです😵💫プロフ拝見したのですが今年受験生なんですね！大変な時期やと思いますけど勉強頑張ってくださいね𓏸𓈒𓂃 こちらこそコメントありがとうございます❕ (5月27日 18時) (レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
べぶ(プロフ) - この作品を初めから見てたのもあって今では更新が楽しみで仕方がありません。私も個人的にはどちらのお話も読んでみたいですが強いて言うなら2の方が読んでみたいです!これからも楽しみにしてます! (5月27日 10時) (レス) @page38 id: 45c4cad460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作者ホームページ：http://instagram.com/___wake.u?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
作成日時：2023年4月26日 15時
