悪魔の手にはもう乗らない ページ13
．
ヤスは彼が待つロビーへ向かう。
安田「あの」
大海「Aは？Aはどこにいるの？知ってるんでしょ？教えてくれない？」
安田「僕は知らないっす、はい」
大海「え？仲良くなかったっけ？」
ヤスはどんどん追い詰められていく。
限界を感じ、私のLINEに
『助けてください』とだけ送られてきた。
「助けるも何も…もう逢いたくないからな」
この部屋を出るわけにはいかない。
私はヤスとビデオ通話をして状況を確認していた。
安田「Aさんの為にも堪えなきゃ…」
大海「ねえどこにいるかぐらい教えてよ」
安田「だから僕…何も知らないんですって」
その時だった＿＿＿＿＿＿＿＿
寅威「大海くん」
寅威お兄ちゃんの声。
安田「あ！Aさんのお兄さんですよね？」
寅威「そう…だけどどうしたの？」
安田「Aさんと今、ビデオ通話で繋がってるので…この携帯、持って頂いて宜しいですか？」
寅威「わかった、」
ヤスはお兄ちゃんに携帯を預けた。
寅威「ほんとに嫌われてもいいんかな」
大海「だって…俺の彼女なんですよ、逃げてるのはAの方なんですよ、寅威さんだってわかりますよね？」
寅威「妹にこれ以上近づかないでって言ったよな俺」
大海「…………はい」
聞いているとドアをノックする音が聞こえた。
安田「入ります、Aさん裏口から逃げましょう」
「裏口？」
安田「はい、関係者出入口があったのでそこから」
「いいよ、逃げよう」
私はヤスと共に関係者出入口からホテルを出た。
久しぶりに吸う空気
息が詰まるほど苦しかった空間から抜け出した。
寅威「A」
「あ、お兄ちゃん」
寅威「辛い思いさせてごめん」
「なんでお兄ちゃんが謝るの、あの人が悪いんだよ」
寅威「…気にかけてやれなくて」
「違う！お兄ちゃんは何も悪くないの！」
彼の前から姿をくらました時、
本当の『自分』に気づく日はいつ来るのだろう。
お兄ちゃんはいつも私の一番の味方だった。
大人になっても、私の事を心配してくれる。
寅威「もう大丈夫」
「大丈夫…なの？」
寅威「俺が厳重注意したから、ファイターズの選手はほぼほぼ知ってるよ。Aが大海の彼女だって事も。」
もう追いかけてこないで
束縛男にこれ以上束縛されたくないの
私を未だに求める『悪魔』の手には乗らないわ。
彼に染まる前に、私は大好きな人の元で幸せに生きたい。
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u(プロフ) - えつんさん» こんばんは！めちゃめちゃ嬉しいです🥺 最近私も石川亮選手気になっておりまして…�△諒�は胸キュンシーン多めに書こうと思ってるので楽しみに待っててください🫶🏻 (5月27日 22時) (
レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
えつん(プロフ) - こんばんわ！いつも楽しく拝見しております。個人的には石川亮選手のファンなので�△�みたいです…！ (5月27日 20時) (レス) @page39 id: 9cb0ae837c (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - サハラサバクさん» コメントありがとうございます〜☺︎︎ �，諒�は需要がありそうやな思って色々と考え中です、、😌 (5月27日 18時) (レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - べぶさん» 嬉しいです😵💫プロフ拝見したのですが今年受験生なんですね！大変な時期やと思いますけど勉強頑張ってくださいね𓏸𓈒𓂃 こちらこそコメントありがとうございます❕ (5月27日 18時) (レス) id: 16fca15840 (このIDを非表示/違反報告)
べぶ(プロフ) - この作品を初めから見てたのもあって今では更新が楽しみで仕方がありません。私も個人的にはどちらのお話も読んでみたいですが強いて言うなら2の方が読んでみたいです!これからも楽しみにしてます! (5月27日 10時) (レス) @page38 id: 45c4cad460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作者ホームページ：http://instagram.com/___wake.u?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
作成日時：2023年4月26日 15時
