【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃72　ツンデレ少女 ページ22

「しっかたねぇ〜なァ
　お前がそこまで言うなら、構ってやらねぇこともねぇけどよぉ〜」


「･･･っっ!!」





Aさんの、痙攣する口元

力みすぎて震える拳


これはヤバイ

Aさんマジギレしてるヤバイ









「あ、のさぁ隊長ぉ」




Aさんは、怒り狂いそうな感情を抑え

震える声で口を開いた



なんだなんだ、何を言い出す

俺のことは言わないでね、よろしくお願いします。





「なにか勘違いしてるようだけど
　別にアンタに構って欲しいとかないから、ありえないから」


「なら、泣く必要も、『なんで私の事無視するんですかー』
　っつー言葉もいらねぇだろぃ」


「あれはザキの仕組んだことだよ
　私が望んでやるわけ無いじゃん？ばかじゃないの？」





･･･あ、やっぱ言う？言っちゃう？






「は？ザキ？」







いやァアアア!!やめて!!

隊長からすごい黒いオーラが溢れてるよ!!


やめて！コレ以上俺の話を持ちかけないで!!







「そうだよ、ザキに愚痴ってたら
　『悪戯しよう』って言われたの」







気づいてぇえええ!!

Aさんへとめちゃくちゃ浴びせてる俺の視線に気づいてぇぇえええ!!








「ふーん･･･」








あ"ぁああああ！

今完全にこっち見た！今ちょっと視線合ってドキッ！


ってときめくかァアアアア!!









「えー、つまりなに
　お前は、俺が無視してくることについてザキに愚痴ってた」


「そう」


「そんで、その愚痴を聞いたザキが
　俺に悪戯しようと作戦をたてた･･･」


「そうそう」





もうやめて!!それ以上頷かないでAさんんん!!


俺が死んでもいいのかァアア！







「最終的にお前は、俺が無視してくることが気になってた」


「そう」





･･･え？


そこ素直になるの？






「へぇ〜」


「･･･いや違うッッ!!」







Aさんはまた、全力否定を始めた



とりあえず俺の話からは離れたようだ

助かった。







「か、勘違いしないでよね!!
　アンタのこと気になってたわけじゃないんだから！」


「ツンデレ？」


「死ね!!」





･･･いや、今のは完全にツンデレじゃんAさん

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