【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃98　デートのお誘いみたいなアレ ページ48

「今日、見回りなんですけど･･･
　良かったら一緒に行きませんか」


「いやデートじゃないんですから」




なんだこの超うぶ青年は

私より年上だよね？


20代だと思うんだけど･･･






「あっ、いやそんなつもりじゃ････」



恥かしがって、顔をうつむかせる



「は、初めてなんで
　誰か一緒がいいなって･･･」


それで私を選んだと･･･。



ふっ･･･悪いがうぶ青年

私にはすでに沖田総悟という名の大魔王(彼氏)が居るのだよ




まぁ、見回りぐらいついていってあげるけどね



「そーいうことですか、全然構いませんよー」



まだ付き合いも短いので

なるべく笑顔笑顔。





＿＿＿＿
＿＿






「･･･一堂さん･･でしたっけ
　あなたなんで真選組に？」




そう尋ねると、ギクリと跳ね上がる肩


なんだ、なにか言えぬ事情でも




「あ･･･いえただ
　み、皆を守りたいなーって･･･はい」



すごいバレバレの嘘だ

なにが目的なんだろうか･･･





「まぁ、そのうち分かりますよ」




「俺も聞きたいことあるんですけど」彼はそう言って

私に顔を向けた








「沖田総悟･･･っていますよね？」


「･･･え？あぁ」






え、なんで隊長？


････隊長に憧れて入ってきたとか？






「･･･Aさんは、アイツの彼女なんですか？」


「え"」



まだ会って間もない人からそんな質問･･･




「あ、はい」


「ふーん･･･」





うっすーい反応をしたあと、一言つぶやく





「ってことはAさんは、アイツにとって大事な存在なわけ･･･ですね」


「･･･!」



なんて恥ずかしいことを･･･!!

なんか照れるじゃん！





　








　






　









　








「例えば、ですよ」

「は、はい？」




話が、長い

そんなに話したいことあったなら、早めに言ってくれてよかったのに･･･






　

「Aさんが、攘夷志士にさらわれたとします」


･･･どんな例え？




「そしたらアイツは助けに来ると思いますか」


「･･･隊長が？」




････どうだろ


来てくれ･･･るのかな






「････来てくれると･･･思うけど
　まぁそれに、どちらにせよきっと皆が来てくれるはず！」






　




　


･･･にしても変な質問だな。

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