spring8 ページ21
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「あー！桜井さん！！」
「あれー、紫耀？」
「う、うんっ」
放課後、
紫耀の教室に勇気を出して行ってみた。
いつもは躊躇って行けない。
紫耀の事を好きな女の子は本当に多くて、正直陰口を叩かれる事もある。
でも、そんなことに負けてなんていられなくて、
今は早く会って、誤解を解きたい。
そっと後ろのドアから覗いてたら、クラスの男の子達が話しかけてくれた。
「紫耀なら先帰っちゃったよ？」
「えっ？」
確かに教室の中を見渡しても、紫耀らしき姿は見当たらない。
「俺たちもこれから向かうんだけど、クラスの奴らとカラオケ行くんだよね。先に女子達と紫耀とか男何人かが向かってる。」
「今日も聞いたんだけどな、桜井さんと帰んなくていいのかって。」
「うん、だよな。いつもAとデートだからパース！ってのが口癖だったのに珍しいなと思って。」
……、
やっぱり避けられてる。
曖昧だった不安が確信に変わってしまった。
「そ、そっか！」
どうしよう、胸がソワソワして涙が溢れそう。
居ても立っても居られなくて、
「あっ、ありがとうっ！」
そう一言だけお礼を言って、
教室を飛び出した。
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さあ(プロフ) - 彼女がだいすきな紫耀くんが可愛いです (2019年8月3日 21時) (
レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
さあ(プロフ) - 更新たのしみです！ (2019年8月3日 20時) (レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - このお話とっても好きです。更新楽しみにしていたので嬉しいです。これからも楽しみにしています！ (2019年8月3日 16時) (レス) id: fac0ef0b2e (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 主人公ちゃんと紫耀くんのやりとりにきゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新待ってます！ (2019年7月14日 1時) (レス) id: 58cd05361e (このIDを非表示/違反報告)
mgc0721(プロフ) - 楽しく拝読させていただいております。作者さんの心情の描写が大好きです。これからも応援しています。 (2019年1月17日 1時) (レス) id: 425a81985a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりこ
| 作成日時：2018年12月10日 6時
