青い夏2〜sho.hirano〜

spring5 ページ18

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優「平野君も誘えばよかったかな？」

「ううん、今日お母さんと外食って言ってたから。」

優「そかそか。でもびっくりさせちゃったから今度なんか奢ろー」





ピザにポテトにダイエットコーラ。

こんなジャンキーな夕ご飯久しぶりだな。





「……」



紫耀、怒って帰っちゃったのかな…

別に自惚れてるつもりは無いけど、多分優君のことよく思っていない、気がする。
気になって食が進まない…。



寝る前に電話したいな…。








優「Aちゃん、見ないうちに大人っぽくなったね。」

「え？？」





ぼーっとコーラの泡を見つめてたら、表情読み取られちゃったみたい。




優「いっちょまえにイケメン彼氏にハグされてるんだもん。」

「あ、あれは…す、すみませんでした…///」

優「隼人見たらぶっ倒れそう。笑 ダメよ？制服と部屋着で抱き合ってたら。すーぐバレちゃうから。」

「ゆ、優君！！！」


この状況を心から楽しんでいる優君は、学校での姿とはまるで違う。



あー、…バレてる。

恥ずかしくて顔から火が出そう…。





優「あはは、顔真っ赤。まぁ、高校生なんてそんなもんでしょ！ふつーふつー」

「なんか、優君キャラ変わった？？汗」






私が知ってる優君は、とにかく優しくて男らしくて、…なんていうか、私を守ってくれるヒーロー？みたいな存在だった…はず、


優「俺は元々こんなもんだって。笑 」

「そ、そっかなぁ。」

優「ん、 想像と違った？笑 昔、俺の事好きーって言ってくれてたもんなぁ、懐かしい」

「え、ええええ、」

優「将来俺と結婚するの〜〜って隼人に言ってたじゃん！」

「そんな事言ってたっけ？？汗」




そんな小さい頃の事なんで覚えてない…

寧ろ私の初恋は紫耀だと思ってた、思ってるから、




「それ、ぜーったい紫耀に言っちゃダメだよ？」

優「あー、またヤキモチ妬いちゃうもんね。笑」



紫耀って見かけによらずホントにヤキモチ妬きで、心配性で、


だからあんまり変な心配はかけさせたくない。


そんな事思わなくて良いのにね、







私の心はいつも紫耀でいっぱいなのに。

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