spring4 ページ17
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「じゃあまた明日ね」
紫「ん、」
外まで紫耀をお見送り。
着崩れた制服姿が何とも色っぽくて、
余計に私の部屋着の幼稚っぽさが際立つ。
それにしても今日の紫耀は変だった。
えっちしようなんて、お泊まり以外に初めて言われたからドキドキした。
ギュッ、
「ふぇっ？」
紫「どこから声でとんの。笑 バイバイのハグ」
ここぞとばかりのくっつきぶりに、思わず変な声が出てしまった。
紫「バイバイのキスは？」
「え？？」
紫「ん、Aからして？」
もー…どうしちゃったの。
ちゅっ、
紫「んー、満足っ」
「恥ずかしいよー…」
結局紫耀には勝てなくて、勇気を振り絞って彼の唇にキスをした。
なんだかんだ彼も恥ずかしかったみたいで、
額を合わせながらお互いに微笑んだ、
その時、だった。
「あ、Aちゃん？」
「へっ…優君っ？///」
そこに立っていたのは紛れも無くさっきまで学校にいた優君で。
でも私服姿で両手に荷物持って…どこかお出かけ？
っていうかこの状況…
優「え、もしかして君って平野君？！」
紫「へ？？あ、はい、そうっすけど。」
「…っ、離してっ///」
未だ私は紫耀の腕の中。
離して欲しいのに腕の力は強まるばかりで抜けれる気がしない。
優「噂通りのイケメンだわ。笑 あ、はじめまして今日から教育実習でお世話になってる岸優太です！」
「“Aの彼氏”の平野です。」
敵意剥き出しの紫耀と対照的にニコニコしてる優君。
…わっ、やっと抜け出せたっ。
「な、なんでここにいるの？」
優「え？聞いてない？2週間、隼人の家に泊めてもらうことになったんだけど」
「え、き…いて、ない」
紫「……」
…隣からの視線が怖い。
絶対、怒ってる…。
優「そっか！隼人も忙しいもんな〜。てことで、2週間短いけど平野君もよろしくね！」
紫「…は、はい。」
「…し、紫耀、送ろうか？？」
紫「んーん、大丈夫。部屋着だと風邪ひいちゃうやろ？じゃ、また明日な？」
「う、うんっ。」
そう言って清々しい位の爽やかな笑顔で去って行った、紫耀。
…やっぱり、怒ってるかな。
それとも何とも思ってない？？
優「愛されてんね、Aちゃん。」
「…え？」
優「…ん、よっしゃっ、ピザ買ってきたから一緒に食おうぜ！」
こうして突如としてお兄ちゃんと優君との3人の生活が始まった。
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さあ(プロフ) - 彼女がだいすきな紫耀くんが可愛いです (2019年8月3日 21時) (
レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
さあ(プロフ) - 更新たのしみです！ (2019年8月3日 20時) (レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - このお話とっても好きです。更新楽しみにしていたので嬉しいです。これからも楽しみにしています！ (2019年8月3日 16時) (レス) id: fac0ef0b2e (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 主人公ちゃんと紫耀くんのやりとりにきゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新待ってます！ (2019年7月14日 1時) (レス) id: 58cd05361e (このIDを非表示/違反報告)
mgc0721(プロフ) - 楽しく拝読させていただいております。作者さんの心情の描写が大好きです。これからも応援しています。 (2019年1月17日 1時) (レス) id: 425a81985a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりこ
| 作成日時：2018年12月10日 6時
