spring1〜ren〜 ページ14
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「もうすぐ卒業だね。」
紫「さみしー？」
「うん。」
紫「俺も。Aの制服姿見れなくなるの寂しい。」
「ふふっ、そうかな？」
っん！！ごほごほ、ごっほん！
えー、あー。
こんにちは、永瀬廉です。
今日から3月。
もう自分も周りも卒業モードな訳で。
ほぼほぼ進路が決まった俺たちは、卒業旅行でもする？みたいな話で盛り上がっている。
んで、ここのカップルは相変わらずふわふわ。
紫耀の溺愛具合が半端なくて、Aの事を狙ってた奴ら達も流石に諦めざるを得ない始末。
毎朝毎朝こーやってAの隣の席である俺の席に座って、HR始まるまでずーっと話しかけてるんです。
廉「あ、あんさー、ここ俺の席なんやけど！」
紫「…あ、廉！おったんや、おはよー。」
廉「おったわ！ここ、俺の席やで？」
紫「知っとるー。いつもありがとな、貸してくれて」
廉「貸しとらんでー？笑」
じゃあね、とAの頭をポンポン撫でて教室を去って行った。
やー、紫耀の奴マジ浮かれポンチやな。
「ね、ね、廉くん。」
廉「ん、どした？」
「今日から教育実習の先生くるって知ってた？？」
廉「え、そうなん？こんな時期に？」
こんな卒業間近に教育実習ってくるもんなん？？
まぁ実習生の先生って本当2週間で終わっちゃうから特に思い出とかもできないんよねー。
廉「女の先生だといいなぁ〜〜。」
「あー、そんな事言うと沙耶に怒られるちゃうよ？？今風邪で寝込んでるのに可哀想」
廉「うっさい、分かっとるわ！今日放課後見舞いに行ってくるし」
「ふふふっ」
あ、はい。
実はこの間から沙耶と付き合い始めることになりました。(恥)
今更すぎてこっぱずかしいけど、沙耶といる時は自分らしくいられるし、幸せを感じられる。
やっと永瀬も落ち着きましたよー。笑
今日は学校終わったら、早く風邪っぴきの沙耶に駆けつけんと。
ガラッ
「みんなー、おはよう。卒業まで後1ヶ月だな。最後まで引き締めて学校生活を送るように。そして、今日から2週間、みんなと一緒に学んでもらう教育実習の先生を紹介するぞー」
ざわめき始めた教室。
そして勢い良く開いたドア。
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「今日から2週間、お世話になります！岸優太です！よろしくお願いしますっ！」
廉「なーんだ、男か」
「…ゆう、君？」
廉「へ？」
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さあ(プロフ) - 彼女がだいすきな紫耀くんが可愛いです (2019年8月3日 21時) (
レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
さあ(プロフ) - 更新たのしみです！ (2019年8月3日 20時) (レス) id: 2afd330adc (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - このお話とっても好きです。更新楽しみにしていたので嬉しいです。これからも楽しみにしています！ (2019年8月3日 16時) (レス) id: fac0ef0b2e (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 主人公ちゃんと紫耀くんのやりとりにきゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新待ってます！ (2019年7月14日 1時) (レス) id: 58cd05361e (このIDを非表示/違反報告)
mgc0721(プロフ) - 楽しく拝読させていただいております。作者さんの心情の描写が大好きです。これからも応援しています。 (2019年1月17日 1時) (レス) id: 425a81985a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりこ
| 作成日時：2018年12月10日 6時
