あの日の約束

真っ青な空 ページ9

シャークんside

ありがとう。ぶるーく。

na「ねぇ、なんで泣いてるの？」

sh「え、ああ、これは…」

俺は、目の下を触る。

少し、濡れてる。
話したいこと、言わなくちゃ。

sh「あの…さ…、ちょっと話したいことあるから、屋上、後で、来て。」

na「うん。いいよ。シャークんが頼むことなら、何だってするし。」

なかむって、こんなやつだったけ？

授業中、またなかむを見る。
もう既に、なかむは俺のことを見てた。
微笑んで、優しい顔で。

授業が終わる。

屋上へ行く。
もう、なかむがいた。

na「シャークん、話って何？」

sh「え、えーっと…ず、ずっと…うぉ！」

なかむに口付けされた。
え？ど、どういうこと？ついには押し倒される。

sh「ん、ん///」

息ができない。俺の口の中でなかむの舌が動く。熱い。もう、無理。

sh「は、はぁ」

やっと解放された。

na「ご、ごめん。つい、反射的に…」

どんだけＳなんだよ、
あ、言いたいこと。言わないと。

sh「な、なかむ？俺と、付き合って下さい！」

na「お、俺も、好きだった。シャークんのこと、大好き。」

2人で抱きつく。一緒に帰ることは出来ないけど、愛を確かめ合うのなら、いつだってできる。

na「覚えてる？あの日の約束。」

sh「覚えてるよ。あの時は夕方だったね。」

2人して屋上に座り、手を絡める。



今は、真っ青な青空。また、思い出が1つ増えた。あの日の約束。たくさんの約束。俺はもう、忘れない。ずっと、いつまでも。

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