jealousy4 ページ45
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紫「顔真っ赤…笑」
「だって…」
初めてキスをしてからというもの、
2人きりの空間ができれば、紫耀君は数えきれないくらいのキスしてくれる。
でも、今日みたいな妖艶なキスは初めて。
紫耀君の男っぽい姿にドキドキした。
紫「好きだよ」
紫耀君の膝の上で、向かい合って座ってるから顔が近い。
紫「ね、もう一回」
「んっ、」
恥ずかしいのに、もっとって思っちゃう。
それに身体の奥がジーンってして、初めての感覚に戸惑う。
紫「あー…やばい…」
「どうしたの?」
紫「…や、こっちの話。」
「わっ…」
むぎゅうっ、
私の胸に顔を埋めた紫耀君。
ちっちゃな子供みたいで可愛くて。
紫「あー…もっとやばくなった…。ヤバイヤバイ。。。」
「だから、なんで??笑」
紫「……ムラムラする。」
「え…///」
表情は見えないけど耳が真っ赤に染まってるのは分かった。
きっと紫耀君に色々我慢させてるんだろうなって思う。
私だって分かるよ…この先何があるのか。
怖くないって言ったら嘘になるけど、紫耀君となら…って思ってる。
「…紫耀君はさ、」
紫「…ん?」
「…したい?」
紫「え?」
「……私と、したい?」
バッと、私の胸元から顔を上げて、目が合った。
その表情は驚きで満ちていた。
紫「………したい、けど。Aのこと、大事だから、無理矢理はしたくない。」
紫「……欲よりも、Aへの愛の方が勝ってんねん。…あ、ヤバ、キザなこと言うてもうた。」
そう言って、
恥ずかしそうにまた私の胸に顔を埋めた。
そんな紫耀君が可愛くて笑ってしまった。
紫「笑うな…」
「ごめん、…でも、私ね」
紫「ん?」
「…私も、…紫耀君と、したい。まだ、ちょっと怖いけど…」
身体から込み上げてくるこの感情に正直になりたいと思った。
こんなに誰かのことを愛しいと思ったことなかったから。
紫「Aは本当小悪魔やな。いつも俺ばっかドキドキさせられとる。」
「え、そんなことないよ!」
紫「そ?笑……、やったら、…来週の土曜日、家に泊まり来ん?…その日母親いないから。」
「…うんっ」
紫「ん、決まり。」
誰よりもカッコ良くて、誰よりも私を大切にしてくれる。
ヤキモチなんて恥ずかしくなっちゃうくらい、真っ直ぐ愛してくれる。
だから、
もっともっと、貴方を知りたい。
そしたら、もっと好きになれるはずだから。
fin
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cosmelove27(プロフ) - このシリーズ大好きなので番外編など書いてほしいです (2019年4月5日 8時) (レス) id: e323144fab (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - もっとたくさん更新してほしいです。この作品大好きです (2018年12月4日 15時) (レス) id: 0543a209ec (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - なーなさん» そんなお言葉を頂けるなんて感動です(>_<)ありがとうございます!私もお互いが思い合ってる感じが基本大好きなので、番外編では思いっきりいちゃついてもらおうと思います。^_^笑 (2018年11月25日 18時) (レス) id: e068d8ae83 (このIDを非表示/違反報告)
なーな - 初めまして。このような純愛なラブストーリー、そしてお互いがお互いを好きでたまらないお話が大好きなので、いつも更新楽しみにしてます!紫耀くんのお話で1番くらいに好きなお話です!構成や使う言葉などが素敵だなと思います♪ (2018年11月23日 1時) (レス) id: b7c1e9f834 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - yuraさん» ありがとうございます(^^)凄く嬉しいです!また感想など教えてください! (2018年11月11日 19時) (レス) id: e068d8ae83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りりこ | 作成日時:2018年11月4日 14時