【イナイレ】何故かイナオリからイナGOへトリップしちゃいました。 (ページ17)

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サッカーを始めるきっかけページ17

その日の放課後、松風君と一緒に帰っていた。

「ねぇねぇ、一星さんのことAって呼んでいいい？

俺の事も天馬って呼んでほしいな！」

私は笑って言った

「うん、全然いいよ！じゃあ、改めてよろしく！天馬！」

「うん！こちらこそよろしく！A！」

しばらく二人で笑っていたけど、突然天馬がこんなことを言い出した。

「ねぇ、Aのサッカーを始めたきっかけは何だったの？」

私は昔のことを思い出して話し始めた。

「私はね、お父さんがプロサッカー選手だったんだ」

「へぇ！」

天馬は目を輝かせて聞いていた。

「それで、私のお兄ちゃん達もサッカーが好きで、それに影響されたのかな？

ずっと、サッカーを続けてたんだ。あの時は遅くまでお兄ちゃん達とサッカーしたなぁ…」

私は少し暗くなった空を見上げて言った。

天馬は黙って聞いている。少し空気が重くなったから天馬に話を振った。

「天馬のサッカーをするきっかけは何だったの？」

天馬は少しを驚きながらも質問に答えてくれた。

「俺はね、沖縄にいたとき、板が倒れてきて潰されそうになったんだけど…」

潰されそうになった？表現怖くない？

「ある人がサッカーボールを蹴って板をどけてくれて、俺は助かったんだ！」

「へぇー」

「そこににね、稲妻のマークが書かれてたから、雷門中かな？と思ってね。

だから、雷門中でサッカーをすることが俺の夢だったんだ！」

それを聞いて私は思った。

やっぱりどこか明日人先輩に似ている。サッカーを取り戻すために島をでてFFで優勝した。

「…それが、革命の始まりだったんだね」

「え？」

天馬はキョトンとした顔でこっちを見た私は少し笑って言った

「だって、天馬が雷門に来なかったら今のサッカーはフィフスセクターに支配されたままだった…

天馬が来たことで、革命という名の風が吹いたんだ！」

天馬は照れたように下を向いた

「そう、かな…」

「うん！きっとそうだよ！HR。必ず優勝しようね！」

天馬はぱっと顔を上げて、笑って言った。

「うん！もちろんだよ！」

夕日が照らす道には２人の笑い声が響き渡った。

　