【イナイレ】何故かイナオリからイナGOへトリップしちゃいました。 (ページ15)

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不思議な転校生。狩屋君ページ15

「攻撃も守備も全力を出せ！」

円堂監督がボールを蹴って試合が始まった。

「行かせるか！」

霧野先輩が神童先輩のボールを取ろうとすると、神童先輩が松風君にパスをした。

松風君は狩屋君を抜いて進もうとしたが狩屋君は止まらずに松風君からボールを奪おうとする。

「振り切れない…！」

松風君がそう言った瞬間

「！」

私には一瞬だけど見えた。

___________狩屋君の表情が変わるのを…

次の瞬間、狩屋君は松風君に強烈なタックルを仕掛けた。

「「！」」

松風君はその反動で倒れ、狩屋君はボールをコートの外に出した。

チラッと横を見てみると、円堂監督が狩屋君をジッと見ていた。

円堂監督は知っているんだ。狩屋君がなにを抱えているか…

「やられたよ。すごいね！」

「練習だからなんとか止められたんだ。まぐれだよ」

松風君達が話しているところに神童先輩が入って言った

「いや、あのスピードとボディバランスはなかなかのものだ」

すると、狩屋君は照れたように下に視線を落とした。

「どうも」

よく、狩屋君の事を見ないと分からないけど、狩屋君は一瞬ニヤッと笑った。

その話に霧野先輩も入って言った

「実力は認めるけど、ちょっと強引だったぞ」

その後ろ姿を狩屋君はじっと見ていた。

_________________________似ているな。

昔の充にぃに。

あの時は光にぃと私を助ける為にオリオンの使徒になったんだっけ。猫を被っているのかな？

だとしたら、助けてあげたい。充にぃの時は助けられなかったから、今度は私が。

「よーし、次の組いくぞ！」

そう言って円堂監督はボールを蹴った。が

「「！！」」

そのボールを誰かが奪った。

ん？あのゴーグルどこかで…

「鬼道さん！？」

「兄さん！？」

んぅ～…え？

「きｄ…！？！？！？！？！？！？！？！？」

鬼道…え！？

ゴーグルまだつけてるの！？マントは！？

そんなことを考えてると円堂さんが驚きながら言った。

「なんで、お前がここに…」

そのとおり！！

「俺が雷門のコーチをすることになった」

「「ええぇ！？」」

「本当か！？鬼道！？」

「兄さんどういう事！？」

「これからの戦いは更に厳しくなる。俺も力を貸したいんだ。

響さんからも頼まれていた」

響さん？雷門の監督の人？

「そうか…！また一緒にサッカーやろうぜ！」

円堂監督がそう言うと、鬼道さんは黙って頷いた。