account39 リア生ゲーム ページ40
「も、もういいよ！ やめてくれ！」
青白い顔をして震える中田に腹の底から怒りが湧いてくる。
「さっき私が嫌がった時、貴方辞めようとしてくれました？ してませんよね？ 目には目を歯には歯を、です」
さっきは遠くから撃ったので、今度は近くから撃ちましょうか、と銃口を左の太腿にグリグリ押し付けてやる。
嫌だ嫌だと首を振る中田には知らんぷり。
「残り3分。2発目です！」
辺りに響く煩わしい男の悲鳴。銃口を近づけていたからか、先ほどより発砲音は小さかったように思う。
銃口が心做しか汚れてしまった気がする。後で消毒しなければ。
『出血多量で最後までに死なない？』
「多分。こいつタフそうですし。私は撃っても即死しないとこ狙ってますしね。さぁ、3発目はどこにしましょう？」
『逆の足！』 『腕！』 『手』 『腹』
足、腕、手、腹、足、腕、腕、足、腹、足......。
「また足ですか。じゃあ逆の足いきますね」
今度は最初と同じように少し離れて。足の傷はかなり痛い。下手に動かれて照準がずれることはないはずだ。
TIME LIMITが2:00 になると同時に発砲。瞬間、土色をした男の口から溢れる絶叫。
「......さっきから気になってたんですけど、その声どうにかなりません？ 耳障りにも程があります。嫌だ嫌だって煩いし。口塞げるようなものないんです？」
ちょっと考えて、中田が最初に背負っていたリュックを漁ってみる。あんなに汗をかくぐらいだからタオルぐらい入っているだろう。
ほら、あった。
そのタオルを丸めて中田の口に突っ込む。彼は抵抗する元気がないのか、大人しくされるがままになっていた。
「それじゃ、皆さんに聞くのは最後ですね。4発目、どこにしましょう？」
『腕だろ！』 『最後こそ腹！』 『足以外どこでも』
腕、腹、足以外、腕、腹、心臓、口の中、腹......。
「最後だからって皆さん張り切りすぎです。どこでもとか1番困るヤツですし、心臓も口も1発でアウトですよ。
ふむ、リクエストはラストも腹ですね。お腹、足、足、お腹。いいんじゃないですか？ 終了1分前！ では！」
4度目の乾いた音と男のくぐもった声。タオルを突っ込んで正解だった。
目の前の、口にタオルを詰められた男の身体は、真っ赤に染まっている。両手両足は力なく投げ出され、息も絶え絶えな様子だ。
......長かったような30分もあと少し。
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逢魔 緋華(プロフ) - 甘納豆さん» ありがとうございます！更新は遅いながらも頑張っていきたいと思っていますので、どうか気長に待っていただけたら幸いです。 (2019年7月31日 11時) (
レス) id: 5fd8b5d5b4 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - リアアカ大好きです！自分のペースで更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
廻漆紅華(プロフ) - ネアレ殿さん» そうなんですか！親近感持っていただけて嬉しいです。更新は気長に待っていただけたらと。コメントありがとうございました！ (2017年6月17日 11時) (レス) id: 48c7448fe5 (このIDを非表示/違反報告)
廻漆紅華(プロフ) - ゆづちーさん» レス遅れてすみません。最近あまり更新できていないのが申し訳ないです。気長に待っていただけたらと思います。コメントありがとうございました！ (2017年6月17日 11時) (レス) id: 48c7448fe5 (このIDを非表示/違反報告)
ネアレ殿(プロフ) - 僕の誕生日が実は10月18日なのでなんか親近感湧きます！とてもいい作品ですね...更新頑張って下さい！ (2017年5月28日 15時) (レス) id: 342531051b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢魔 緋華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurenainoh2/
作成日時：2016年1月17日 12時
