八十六杯目、今晩の君は ページ38
A「まったくもう…兄さん、いい加減離れて下さい。」
デン「嫌だ嫌だいやだいやだいやだ…。」
あんこがAから離れねえ。
アイス「A、紅茶入れて。熱いのね。」
A「はい!ただいま!」
そしてアイスはAのことをこき使ったりしてるし。
まぁ…俺はSっぽくなったアイスは止められねえから、自分で何とかしろ。
A「きゃっ…。」
あ、あんこがAのこと引っ張ったおかげでAが転んで紅茶が空中に…。
ノル「おっと。」
一応抱き留めて紅茶もキャッチ。
A「ご、ごめんなさいノルさん。」
ノル「ったく…アイスもわがまますぎるべなぁ?」
と、見つめあう俺らにアイスの冷たい視線が刺さる。
アイス「…。」
・
夜・閉店後…。
A「まだ薬の効果は切れませんか?」
デン「も、もう少しで…涙が止まりそうだっぺ…。」
A「それはよかった。問題は…。」
Aが、ちらりと僕の方を見る。
そう。僕が飲んだ薬の効果が切れる気配が全くない。
だから…今もAの事泣かせたくてうずうずしてる。
ノル「ま、今日は俺は手出しできねえかんな。」
そう、昨日の夜、「明日は僕がもらうから」って宣言したから。
今晩のAは僕のもの。
A「そんなぁ…。」
デン「お…?涙が止まったっぺさ!」
と、落ち込むAの脇でダンがガッツポーズをする。
ノル「…。あんこ、うぜえ。」
スー「やめとけ。また泣き出したら手に負えねえ。」
フィン「じゃ、僕はもう寝ますね。明日、仕入れに行かなきゃいけないので…。」
スー「ん、俺も付いていくがら。」
ノル「さ…俺も寝るか。ほれ、あんこ、二人の邪魔はするなよ?」
デン「おう!俺も寝るがんな!二人とも、早く寝ろよ!」
A「お…おやすみなさい…。」
アイス「はやく自分の部屋に行ったら?」
・
A「で、どうして私はイース君と寝ることが決まっていたんですか?」
アイス「それくらい察してよ。」
A「…。ごめんなさい。」
僕の部屋で、ちょっとしょんぼりするA。
アイス「まぁ…わかりやすく言うなら…。」
こつん。
額と額をくっつけてAを見つめる。
アイス「ノーレだけにいいところはあげられない…ってことかな。」
八十七杯目、結局のところ。→←八十五杯目、Sっぽくなります。
ラッキーアイテム
革ベルト
20人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» 六回!?マジでありがとうございます! (2012年4月3日 23時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» 白い謎の物体…もしかして、「お姫様」の最初らへんだったかな…?白い化け物?違ったら、コメしてください!←覚えてないw (2012年4月3日 23時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» マジですか!?ありがとうございます! (2012年4月3日 22時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
黒緋 - 北欧のお姫様から見てますけど、すごく好きです!! (2012年4月3日 17時) (レス) id: d815189754 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - らむねさん>なぬっ!?ラムネさんはスーサン派なのか…Mになったスーさんってwww (2012年1月14日 23時) (レス) id: 27555e26a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:櫻樹クレナイ