八十三杯目、恋人として兄貴分として ページ35
ノル「そういや、昔のおめえは俺の事、おにいちゃんって呼んで慕ってくれたよなぁ?」
A「昔の…話です。」
そう言うと、はっとしたように俺から身を引く。
A「す、すいません///私ったら何を…///」
ノル「まぁったく…まだ離れるには早すぎるべ?」
俺は、一度離れたAの身体を抱き寄せる。
A「ノルさん…っ///だめっ…///」
ノル「何がダメなんだべ?」
そう言いつつ俺はAの身体に指を滑らせる。
A「あっ…///ドキドキしちゃっ…///」
ノル「ほれ、もっと苦しそうにしてみ?」
A「嫌…ですっ…///」
ノル「…しゃーねーなぁ…。」
耳元で囁くと、ぴくっと体を震わせるA。
A「ぁっ…///」
ノル「A、素直になればいいのに…。」
A「わ、私は素直ですっ///」
ノル「身体が…だべな?」
A「ひぁぁ…///」
ノル「A…。やっぱりおめえはめんげえな…。」
俺の腕の中で顔を赤くしているA。
いつも…
いつもAが欲しいって思ってる。
でも、多分イースとかあんことかスヴェーリエとかフィンとかほかの連中に殺されるから、手は出せない。
昔からずっと変わらねえその表情とか、子供っぽい純粋なところとか。
ちゅっ…
A「///!?」
くちゅっ…
静かな部屋に響く口づけの音。
Aは抵抗しようとするが、舌を絡めると大人しくなった。
A「…///!!!」
苦しいのか、涙目で俺の胸をたたくA。
ノル「ふう…もっと抵抗してもいいんだど?」
A「はぁ…はぁ…///」
ちょっと満足した俺は、Aを腕の中に閉じ込めると一緒にベッドに寝転がった。
ノル「ほれ…ゆっくり眠れよ?」
優しく言う。
A「ノ…ノルさん…///」
ノル「どした?」
A「大好き…ですっ///」
この「大好き」は家族として、兄貴分としての大好きなんだと思うと、ちょっと胸が苦しい。
いつか…
恋人として「好き」って言わせてえ。
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クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» 六回!?マジでありがとうございます! (2012年4月3日 23時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» 白い謎の物体…もしかして、「お姫様」の最初らへんだったかな…?白い化け物?違ったら、コメしてください!←覚えてないw (2012年4月3日 23時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - 黒緋さん» マジですか!?ありがとうございます! (2012年4月3日 22時) (レス) id: eb1870e139 (このIDを非表示/違反報告)
黒緋 - 北欧のお姫様から見てますけど、すごく好きです!! (2012年4月3日 17時) (レス) id: d815189754 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ(プロフ) - らむねさん>なぬっ!?ラムネさんはスーサン派なのか…Mになったスーさんってwww (2012年1月14日 23時) (レス) id: 27555e26a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ